顧客と一緒に設計していく全く新しいスタイル。アウディ究極のレーシングモデル「R8 LMS GT3」がパリにてデビュー
アウディ・スポーツの気になるレーシングモデルが遂にデビュー
先日より開催中のパリモーターショー2018にて、アウディ・スポーツの革新的なハイパフォーマンスレーシングモデル「R8 LMS GT3」が世界初公開されました。
この個体は、「R8 LMSレースカー」の新しい進化モデルとして登場し、過去4年間にてアウディ・スポーツが発表してきた中で4番目のモデルとなります。
顧客と協力して設計する全く新しいスタイル
「R8 LMS GT3」は、顧客の要求に密接に合わせて設計することを目的とし、技術・運営コストといった要素を若干無視しており、設計段階にて顧客と細かく仕様を調整しながら、時間を多く費やして自身の納得行く形に仕上げていくことが可能とのこと。
今回のモデルについて、アウディ・スポーツの顧客レーシングヘッドであるクリス・レイケ氏は、「この車の進化を発展させるために、私たちは顧客とそのニーズをさらに重視していきます。現在のモデル世代の第二の進化のための設計段階は、多くのチームとの議論を中心としてきました」と説明しており、一つ一つのモデルが、一人の顧客のためだけに特別に作られていることの実感を味わうことも非常に重要であることを主張しています。
見た目は想像以上にアグレッシブでクレイジー
なお、「R8 LMS GT3」では、空力的側面に焦点を当てた一台で、フロントスプリッターやフロントカナード、サイドスカート、リヤディフューザー、そして大型リヤウィング等も改善され、更には冷却効果と安定した運転条件の下でより一貫性をもたらすべく、クラッチとトランスミッションのサービス間隔をよりオーナーの好みに合わせることで、操作性を大幅に改善していくとのこと。
なお、このモデルは今年11月初めに顧客のもとに納車される予定で、その車両本体価格は約5,030万円からと非常に高価ですが、更なる改造のため、約350万円の追加費用に空力特性を向上させることが可能とのことです。
ちなみに、このモデルは、来年1月よりFIAレース規定認定の一台になる予定です。
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Reference:motor1.com