ランボルギーニ「ウラカンEvo」にはナゼ”LP640-4”の型式が付かなかった?→「ウラカン・ペルフォルマンテ」とカブるやんけ!

2020-05-27

なぜ「ウラカンEvo」には”LP640-4”の型式が付かないの?

ランボルギーニが先日発表したフェイスリフト版「ウラカンEvo」ですが、この個体には本来付くはずの型式である”LP640-4”が有りません。

ランボルギーニが今まで名付けてきた型式”ウラカンLP610-4(スパイダー)/ウラカンLP580-2(スパイダー)/ウラカン・ペルフォルマンテLP640-4(スパイダー)”とは違って、”LP640-4”という名前が付けられていません。
これは一体ナゼなのでしょうか?

ちなみに”LP610-4”の由来は以下の通り。

  • LP → エンジンの設置方向:後方縦置き
  • 640 → 最高出力:640ps
  • 4 → 駆動方式:四輪駆動AWD)

ランボルギーニは車名のブランド力を更に高めていく

理由は非常に簡単。
既に上に列挙した通り、”LP640-4”は「ウラカン・ペルフォルマンテLP640-4(スパイダー)」にも採用されているため、ランボルギーニは型式による混乱を防ぐために「ウラカンEvo」では使用することを辞めた、と説明しています。

そして、全世界のユーザーに向けて”LP○○~”という認識ではなく、「ウラカン/アヴェンタドール」といった名称を認知してもらうことで、ブランド力を高めていくことがランボルギーニの狙いになっている模様。
その中でも、自動車大国ともいうべき中国ではランボルギーニの認知度を高める必要があるため、車名の認知度を高めることはマストになっています(中国では「ウラカン/アヴェンタドール」のコピー版があるほど)。

但し、車名に英語と数字を両方取り込んでいるメルセデスベンツ(A180/C200等)やBMW(320i/i8)、アウディ(Q2/R8)のように、名称がより具体的であるばあるほどグローバルな権利を保持しやすくなるわけですが、ランボルギーニは敢えてこうした歴史的な命名から脱却しようと考えています。
これは、ある種一つの賭けでありランボルギーニの”新たなる挑戦”でもあって、今後同社のモデルに”数字”を盛り込むような名前は使わないことを意味しているのかもしれません。

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Reference:motor1.com