これが日本メーカーなら炎上するぞ…中国にて製造されたテスラ新型モデルYが納車された直後に不具合を発見→塗装に白い斑点やキズ有→テスラ「品質の範囲内です」

とにかくテスラに関するネガティブな話題は尽きない

以前、アメリカの電気自動車メーカー・テスラ新型モデル3(Tesla New Model 3)が顧客に納車されるも、ブレーキパッドが装着されていなかったとして問題になり、更にこの問題をどんどん後回しにした「テスラメーカーの対応」も問題視されていましたが、今回は中国にて製造された新型モデルYが顧客に納車されるも、まだ1kmも走らせていないのに塗装品質絡みでトラブルが発生したようです。

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これは、ルクセンブルクのオーナーSacha F.氏に納車された新型モデルYロングレンジ(New Model Y Long Range)に関するトラブルだそうで、納車の儀の時点で塗装表面に白い斑点のようなものや、ひっかき傷のようなものが見つかり、テスラディーラーに早速相談することに。


見た目は美しくもスポーティなブルーカラーだが?

こちらが今回オーナーに納車されたという新型モデルYロングレンジ。

ボディカラーはスポーティで鮮やかなブルー系で、パッと見た感じだと特にこれといった目立った汚れや傷は見えません。

しかし塗装表面を間近にてチェックしていくと…?

確かに白い斑点のようなものがいくつか確認でき、「何か汚れが付着したのかな?」と思い軽く水洗いしても全く落ちることはありませんでした。

メーカー「この塗装は品質の範囲内だ」

いわゆる塗装ムラなのか、それとも塗料に何かしらの異物が混入していた恐れがありそうですが、早速テスラディーラー経由でメーカーに写真を送付して回答を待ったところ、メーカーからは「この塗装はマージンの範囲内だ。不具合ではない」との連絡が返ってきたそうです。

特別な納車の儀で突如見つかった塗装の不具合ですが、これがテスラではなくトヨタや日産などの日本の自動車メーカーであれば、SNSなどにて拡散され、カーメディアなどもこぞって取り上げる事態になると思いますが、不思議なことにテスラではそういった大事にはならないことから、「またテスラのいつものアレね」的な感覚で捉えているのかもしれません。

塗装などの品質に関しては日本が最も神経質?

自動車メーカーは異なりますが、これはフェラーリディーラーの担当スタッフさんからお聞きしたことなのですが、「フェラーリの塗装品質が向上したのは日本ユーザーの影響が大きい」とのことで、加えて「旧世代モデルからフェラーリの塗装にクレームや指摘をするのは日本人ぐらいだった」との話もあり、それだけ日本人が求める品質は他国に比べて圧倒的に高いのかもしれません。

ちなみにコチラは、新型モデルYのフェンダー付近サイドドアパネルの塗装表面。

斑点のようなものだけでなく、擦り傷のようなものも見えますが、これでもテスラの判断としては「品質の範囲内」。

なおこのモデルのオーナーであるSacha F.氏によれば、返品並びに無償での再塗装も不可能とのことで、(部分的に)ペイントプロテクションフィルム(PPF)を施工することを検討しているそうですが、コストとの関係であまりにも割高に感じるようであれば、仕方なくこのまま乗り続けると説明。

納車後4か月が経過し…オーナーは遂に動く!

そしてこのモデルが納車されて4か月が経過し、走行距離も9,000kmと結構走り込んだそうですが、どうやら塗装ムラや白い斑点はどんどんと拡大しているそうで、本格的にペイントプロテクションフィルムを施工することを検討。

またその一方で、これだけ塗装品質の低いモデルが納車時点で発見されたにも関わらず「仕様の範囲内」と回答したテスラに対し、彼は法的措置を検討するとのことで、既に弁護士や商工会議所にも相談済みとのことです。

中国製テスラ・モデルYは、2021年末に大量リコール済…その不具合内容は極めて危険だった…気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!