フェラーリ新型ローマスパイダーが世界初公開!ソフトトップルーフを採用することでポルトフィーノと差別化…優雅でオープンなエントリーGTモデルに

フェラーリにまた一つ、新たなオープンモデルが登場

2023年3月17日、フェラーリがエントリースポーツクーペモデル・ローマ(Ferrari New Roma)をベースにしたオープンモデル、新型ローマスパイダー(New Roma Spider)を世界初公開しました。

ローマのコンセプト「La Nouva Dolce Vita(新しい甘い生活)」の通り、1950年代~1960年代のシックで快楽を求めるイタリアのライフスタイルを現代的に取り入れているとのことで、クーペスタイルを維持しつつ、トップルーフをオープン/クローズ可能なスパイダー仕様にすることで、より優雅な一台へと進化しています。

早速、新型ローマスパイダーの内外装デザインやスペックなどをチェックしていきましょう。


トップルーフ以外は基本的にクーペと同じデザインを持つ新型ローマスパイダー

こちらが今回世界初公開された新型ローマスパイダー。

クーペモデルとなるローマをベースに、トップルーフはオープン/クローズが可能なコンバーチブルタイプに。

フェラーリによると、ローマスパイダーのオープントップには拘りがあるそうで、その構造については以下のように説明しています。

ローマスパイダーのルーフベースを横切るボディカラーのバンドがあり、カーボンファイバー製アクティブスポイラーをルーフとリアスクリーンから分割し、シームレスに統合されたトノカバーを作り出している

ソフトトップを下ろすことで、アクティブスポイラーがリアベンチとヘッドレストとを視覚的につなげ、より滑らかなボディスタイルを実現。

優雅でラグジュアリーながらも、どこかカジュアルさも持ち合わせるローマスパイダー

またトップルーフを格納するためのフタはファブリック地だと思いますが、後席シートのコブの部分とで材質が異なるのはもちろんのこと、オーナーのリクエストで様々なカラーに設定できるのもポイント。

細かいポイントでオーナーの個性を引き出すような新型ローマスパイダーが見られるかもしれませんし、敢えてソフト生地を見せることでカジュアルさを演出するところもフェラーリらしいところ。

あとは、リアシートのバックレストに統合された新しいウィンドウディフレクターが装備され、ボタンを押すだけで展開することが可能で、フェラーリ曰く「車内のスペースを占有することなく、卓越した車内の快適さを確保できる」と述べています(但しトランクスペースは255Lと小さめ)。

ルーフは60km/h以内であれば走行中で13.5秒で開閉可能

そして以前より気になっていたトップルーフの生地ですが、やはりファブリック地のソフトトップスタイルで、オープン/クローズはもちろん電動タイプ。

ルーフは洗練されたオーダーメイドの生地と対照的なステッチを含む幅広いパーソナライズオプションをラインナップしているそうで、つまりはブラックやレッド、ブラウン、ブルーなど、様々なカラーを選択することが可能とのこと。

60km/hの速度までであれば、オープン/クローズそれぞれ僅か13.5秒にて動作可能とのことで、オープントップで優雅に走行しているとき、いきなり雨が降ってきても車内にあるボタン一つでクローズできるのは最近のスーパーカーでは定番となりました。

あとトップルーフをファブリック地にすることで、もう一つフェラーリがラインナップしているエントリーモデル&ハードトップのポルトフィーノ(Portofino)/ポルトフィーノMと差別化しているのもポイントですね。

トップルーフ以外はクーペタイプのローマとほぼ同じで、余分な改良と変化を抑えたスッキリとしたデザインであることを意味しますが、敢えて今回の公式画像でフロントフェンダー付近にスクーデリアフェラーリのサイドシールドを設けないのもユニーク。

2ページ目:新型ローマスパイダーのインテリアやスペックは?