南アフリカにて、フェラーリ「GTC4ルッソ」がようやく公開。関税の高い南アフリカでの価格は?

2020-05-26

南アフリカ・ケープタウンのフェラーリ・ショールームにて、V12モデルとなる「GTC4ルッソ」がようやく公開に。

「GTC4ルッソ」は、GTタイプの2+2シータモデル「FF」の後継モデルとなり、排気量6.2L V型12気筒エンジンを搭載し、最高出力507ps、最大トルク697Nmを発揮、0-100km/hの加速時間は3.4秒のスペックを持つ個体となります。

日本では既にV12モデルが2016年に販売スタートし、そのダウンサイジングモデルとなる「GTC4ルッソT」も公開済みとなっていますが、南アフリカにおいては、今回が初めての公開となる模様。


ちなみに、日本での車両販売価格は、「GTC4ルッソ」が約3,470万円、「GTC4ルッソT」は約2,970万円となっていますが、南アフリカにおいては、関税の絡みもあって「GTC4ルッソ」が約5,300万円、「GTC4ルッソT」は4,600万円と日本よりも1,500万円以上の差額が発生している
ことに。

価格帯だけを見てみると、ランボルギーニ「アヴェンタドールS」が購入できてしまうわけですが、南アフリカではGTタイプのフェラーリが非常に人気で、「FF」はもちろんのこと、「GTC4ルッソ」もフェラーリのラインナップの中でも約30%のシェアを誇っているとのこと(あくまでも南アフリカエリアでの全体販売シェアを指しています)。

日本では中々販売が伸びないモデルではありますが、国によって人気モデルが異なるというところも面白みがあり、特に南アフリカがGTタイプの支えの基盤になっているというのも、フェラーリとしては非常に助かっているところではないかとも思います。

Reference:Zero 2 Turbo