ランボルギーニ大阪さんにて、「ウラカン・ペルフォルマンテ」を見てきました【エクステリア編】

2020-05-26

さて、6月14日(水)~6月17日(土)まで、ランボルギーニ大阪さんにて市販車両最速モデルとなる「ウラカン・ペルフォルマンテ」が限定展示されているということで併せて展示されている「アヴェンタドールS」も拝見するため訪問することに。
この日は、別件にて用事もあったため、あまり長居はできなかったものの、友人からのご紹介も頂いていたということもあり、担当者様の説明を受けながら実車を拝見。
懇切丁寧にご対応いただいた担当者様、ランボルギーニ大阪さんには心より感謝です。


早速店内に入ると、入り口付近に展示されているのが「ウラカン・ペルフォルマンテ」となります。
ボディカラーは、ジュネーブでも披露された、新色となるマットオレンジの「アランチョ・アンタエウス」。
ランボルギーニのオーダーメードカラーとなる、アドペルソナム・プログラム専用カラーとなるため、カラー代だけでも約200万円になるとのことで、実車を間近で確認してみますと、やはりデリケートなカラーだけあって指紋の跡もすぐにわかってしまうほど。中々手入れが難しいカラーでもありますね。

早速フロントデザインを確認していきますが、従来の「ウラカンLP610-4」から大きく変化しているのは、やはり洗練されたフロント・エアインテークとスプリッターですね。
このデザインは、獲物に飛びかかろうとする”ヘビの牙”をイメージしているとのことで、非常に攻撃的である一方、スーパートロフェオ・レース用車両のピュアなライン及びパフォーマンスに加えて、高性能のネイキッドバイクにインスピレーションを得ているのだとか。

フロントスプリッターには、特殊カーボンとなるフォージドコンポジッドが装着されており、その上の艶有りブラックパーツは、オプションとなるスタイルパッケージのブラックペイントにより施されたパーツとなります。

ヘッドライトのデザインは、従来の「ウラカン」と変わらずではありますが、やはりフロントのエアインテーク部が変わるだけで、表情も大きく変化し、これまでの「ウラカン」には無かった”荒々しさ”がにじみ出ており(「ウラカン」は”折り紙”からインスピレーションを得た個体のため、上品さが残る)、ようやくランボルギーニらしい男っぽいデザインにたどり着いたのではないかと思います。

もちろん、今回の「ウラカン・ペルフォルマンテ」も”折り紙”のモチーフの名残があるため、尖ったデザインをキープさせているのがランボルギーニらしいところ。

ちなみに、フロントのボンネット下はトランクとなっていますが、容量は非常に小さく、トートバッグが入れば十分といったスペースですね。
恐らく、収容スペースについては「アヴェンタドール」の方が大きいかも。

以上がフロントデザインについて。

続いては、サイドデザインですが、新デザインとなる20インチの”Narvi(ナルビ)”というホイールの影響もあってか、非常にアグレッシブな印象を受ける仕上がりに。
ブレーキキャリパカバーはブラックとかなり引き締めており、バッキバキのレーシング仕様になっています。

特にサイドインテークの出っ張りが大きく、これもまたスーパートロフェオのレーシングカーをモチーフにされたからか、空力抵抗も考慮されてるからか、一つ一つが非常に凝っています。

サイドインテーク、サイドスカート部も写真の写り具合によりますが、スタイルパッケージのオプションが設定されているため、艶有ブラックとなっています。

「ウラカン・ペルフォルマンテ」より新しく採用された3色のイタリアントリコロール。間違いなく純正ではお目にかかることのできない特別デザインとなっています。

イタリアントリコロールの三色ストライプ上部にある”Performante(ペルフォルマンテ)”ロゴも非常にお洒落ですね。この個体にしか刺繍されない特別デザインとなります。

こちらの画像は、フロントサイドとなりますが、画像中央よりも下あたりに、整流版のようなものがひょっこりと顔をのぞかせていると思いますが、この整流版が最低地上高を指しています。ちなみに「ウラカン・ペルフォルマンテ」最低地上高は125mmとなり、リフトアップで30~40mmアップし、概ねリフトアップ後の最低地上高が165mmといったところ。大体の段差を乗り越えることが可能ですね。

以上が、サイドデザインについて。

続いてが、今回の一番の注目としていたリヤデザイン。
ペルフォルマンテでは、むき出しのフレームやストリートファイト仕様となっているほか、機能やパフォーマンス面でも相当な向上が見られているとのこと。

レースに着想を得た華麗なリヤにおいては、カーボンファイバを多用しており、フォージドコンポジット製のコンポーネントでアクティブ・エアロダイナミクス(ALA)の重要性を強調しているとのこと。

エアダクトを外付けにしたボディと一体化させたリヤウィングは、ALA機能の中心的な役割を担う重要なパーツになっているとのこと。

ちなみに、今回はコンポジッド製リヤウィングの切断面を見ることのできるサンプルを特別に見させていただきましたが、まず手にして持ったときの異常な軽さ。
これだけのボリュームで、恐らく数キロ程度しか無いのではないかと思いますが、こちらは、フォージドコンポジット技術の使用によって、単体としての成形が可能となったパーツとなっています。

こちらはリヤディフューザー。
マットブラック仕上げとなっており、見た目や機能面ともにランボルギーニ・スーパートロフェオのレースカーをイメージしているとのこと。
ちなみに、ディフューザー底部を走るひし形のラインにもフォージドコンポジットを使用しており、ハイテクでありながらスポーティさを強調させ、更には圧倒的な存在感を放つ幅広いリヤを演出しています。

ちなみに、今回の一番の衝撃だったのが、以下のリヤアンダー。
何と、タイヤが完全むき出しになっており、モール等何もなく、走行後飛び石が全てカーボンコンポジッドにヒットするようになっています。

今回展示されている個体は、ボローニャ・サーキットにてガッツリ爆走された個体でもあるため、タイヤがダレていますね。

写真では確認しにくいですが、カーボンコンポジットにしっかりと飛び石の跡が無数に残っています。

続いてが、エクストリームバイクのように高い位置に設置されているエキゾーストパイプですが、これは高い位置に設置することにより、エンジンとの繋がりを直接的にすることで、排気効率を大幅に向上。
この辺りのデザインは、マクラーレン「675LT」に近いものがありますね。

なお、マフラ周りにもスタイルパッケージの艶有りブラックのペイントが施されており、よりアグレッシブさを強調させていますね。

最後はリヤエンジン周り。
やはり大きな注目と言えるのが、以下のブロンズカラーのエンジンカバーですね。
ブロンズカラーのエンジンカバーと聞くと、「ディアブロGTR-S」といった限定モデルのみに採用されていたわけですが、今回は量産モデルの「ウラカン・ペルフォルマンテに採用されています。

ちなみに、エンジンフードを閉めるとこんな感じ。
ガラス製のエンジンボンネットは標準装備ですね(ウラカンLP610-4やRWDは約60万円の有料オプション)。

エンジンボンネットを開けてみると、角が尖っており、下手したら怪我してしまうかもしれない攻撃力マックスのデザインとなっていますが、これもランボルギーニらしいところ。

ちなみにボンネット裏もしっかりとカーボンコンポジット技術がふんだんに盛り込まれていますね。
「ウラカンLP610-4」よりも約40kgの軽量化に成功した背景にはカーボンの多用が大きく影響していると思いますが、その中でもエンジンボンネット裏のカーボンが軽量化の中で大きく占めているのではないかと思います。

今回は、エクステリアをメインに画像にて紹介してきましたが、インテリアをメインとした記事は以下の通り。

関連記事:ランボルギーニ大阪さんにて、「ウラカン・ペルフォルマンテ」を見てきました【インテリア編】