ブガッティの次期モデルは電気が使用されることに。ただし、EVではない模様

2020-05-27

世界限定500台のみ販売されるブガッティ「シロン」ですが、この個体は約7年かけて500台生産する考えを示しています。
「シロン」は、航空機用エンジンを搭載した、排気量8.0L W16気筒クワッドターボエンジンを搭載し、最高出力1,479psを発揮し、0-100km/hの加速時間は僅か2.5秒未満というとんでもないスペックを持った個体となります。


しかし、そんなハイパワーモデルの「シロン」も、やはり限界はあるとのことで、これについてブガッティCEOのウォルフガング・デュルハイマー氏は、「次期モデルの開発はまだまだ先であるものの、バッテリーと電気モータの技術がこんなにも進化しているため、恐らく次は一部電気を用いたパワートレインを採用するだろう。そのため、次期モデルは100%内燃機関を搭載せず、更なるパワーを発揮するためには、ハイブリッドパワートレインの助けが必要になる」とコメント。

直近では、「シロン」のハイパフォーマンスモデルが登場予定となっており、現行の最高出力1,479psよりも300ps以上向上する可能性がありますが、恐らく今回のハイパフォーマンスモデルが、最後の内燃機関モデルになると思われ、そうなってくると「シロン」やそのハイパフォーマンスモデルの転売が行われると推測し、現時点でも「シロン」は新車販売価格よりも2倍以上(約5億円)も高く市場にて販売されているため、ポルシェやフェラーリといった新たな別問題が発生しそうですね。

Reference:Zero 2 Turbo

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以前、ブガッティ「シロン」のハイパフォーマンスモデルと思わしき開発車両を、ドイツ・ニュルブルクリンクサーキットにて捕捉された記事を公開しましたが、今回もまた同所にて目撃に。

やはり、以前と同様にマットブラックのボディカラーで、メッキ等何も施されていない素のままの「シロン」が高速域に走行していることが確認できます。

今回の「シロン」のハイパフォーマンスモデルは、前回の1,001ps→1,200psに向上させた「ヴェイロン・スーパースポーツ」に比べ、更なる技術力と改善が必要になると思われ、特にシャシーにおいては、全くの同一製品で搭載させてくるとも限らず、最高出力も1,800psに到達するのではないか、との噂も浮上しています。

なお、「シロン」においては、オープンタイプをラインナップすることは無いとのことで、そう考えると「シロン」からはハイパフォーマンスモデルに限らず、ハードコアモデルや更なる上位グレードも登場してくるのではないかとも考えられます。