もう納車?カナダにて、パガーニ「ウアイラ・ロードスター」が目撃に

2020-05-27

カナダ・トロントにて、今年3月のスイス・ジュネーブモーターショー2017にて世界初公開したばかりのオープンモデル・パガーニ「ウアイラ・ロードスター」が早くも目撃に。
「ウアイラ・ロードスター」は、世界限定100台のみ製造される個体でありながら、発表と同時に完売した超希少モデル。
しかも、従来のクーペモデル「ウアイラ」よりもハイスペックで、排気量6.0L V型12気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力730ps→775ps、最大トルク1,000Nmを発揮。


しかも、今回登場しているオープンモデルは、(本来であれば)従来のクーペモデルに比べて車体重量は重くなる傾向にありますが、「パガーニ・ロードスター」の場合は逆で、非常に高い剛性を持つカーボン・チタン製モノコックやHiForgeアルミサスペンションを搭載することで、「ウアイラ・クーペ」の1,350kgよりも70kgも軽い1,280kgを実現。

ルーフは、基本的にガラス製とカーボンファイバ製の2種類のハードトップと、突然の雨にも対応可能なファブリック製のソフトトップルーフが準備(つまり、3種類のルーフが準備)。
もちろんこの辺りは軽量化の意味も含めて、リトラクティブ式ではなく手動脱着式となっています。

ドア開閉は、「ウアイラ・クーペ」ではルーフのヒンジを利用したガルウィング・ドアが採用されていましたが、「ウアイラ・ロードスター」では、ルーフフリーとなるため、横開き式となります。
(「ラ・フェラーリ・アペルタ」のようにバタフライドアにはならないのはちょっと残念)

ボディカラーは濃色系のブルーをベースとしたカーボンボディに、ロア部分は標準のカーボンファイバ製エアロパーツが装着。
ホイールはおそらくフロント20インチ、リヤ21インチのセンターロック式異径ホイール。

リヤボンネットからは”AMG”ロゴ表記のエンジンが見えています。
その周りはとにかくカーボンだらけ。最大限の軽量化が図られています。

内装は非常にアンティークな作りとなっています。
シートはホワイトをベースにキャメルカラーとのバイカラーレザーシートを採用。
センターコンソールやダッシュボード周りはやはりカーボンファイバを使用し、金属部分はクロームメッキ加飾によって絶妙なピンポイントアクセントを加えています。

マフラはセンター4本出しと、「ウアイラ・クーペ」と変わらず。
なお、リヤバンパーにはロードスターモデルの証となる”Roadster”ロゴが添付。

パガーニ「ウアイラ・ロードスター」は車両本体価格にして約2.8億円と非常に高額で、オプション等を装備すれば優に3億円を超える超高額車両となっています。
上述の通り、「ウアイラ・ロードスター」は正式発表と同時に即完売した人気モデルですが、納期は最長でも約4年。今回目撃されている個体は相当に早く納車しており、恐らくパガーニのラインナップを複数所有するVIPオーナーだと思われますね。
そして、次期モデルとして登場するであろう「ウアイラBC・ロードスター」も更に高額になると予想され、恐らくこのモデルも世界限定100台(もしくはそれ以下)にて登場するのではないかと推測しています。

Reference:AUTOGESPOT