ホンダ「CR-V」のデザインが一新。加えてハイブリッドも搭載でフランクフルトモーターショーに登場

2020-05-27

ホンダ・ヨーロッパは、ミドルサイズクロスオーバーの「CR-V」にハイブリッドパワートレイン並びにデザインを一新したプロトタイプモデルを、今月より開催するフランクフルトモーターショー2017にて公開することが判明。
「CR-V」といえば日本国内でも販売されていた個体で、主要製品である「ヴェゼル」が登場して以降、同車の販売に注力するために2016年8月に販売を終了した個体でもあります。


今回登場する「CR-Vハイブリッド」のパワートレインは、排気量2.0L 直列4気筒i-VTECアトキンソンサイクルガソリンエンジンと電動モータ、更には別個の発電モータを組合わせた新たなハイブリッドパワートレインとなり、ヨーロッパが初めて取り組んだ全くハイブリッドSUVでもあります。

ハイブリッドシステムのトランスミッションは、基本的に「無段変速」となっているのですが、ホンダはそういった無段変速を取り扱うのではなく「システム内のトルクを円滑に伝達するため、単一の固定ギヤ比で動作する」と、コメントしており、可動コンポーネント間の直接接続を作成する新たな技術をフランクフルトモーターショー2017にて発表するとのこと。

加えて、ホンダのi-MMD(インテリジェント・マルチモード・ドライブ)システムは、燃料と電気エネルギーを効率よく作動するために、そのときそのときの最適なドライビングモードを実現することが可能。
特に都心(街乗り)の運転においては、中々燃費が向上しないといった問題がありますが、ホンダのi-MMDシステムではそういった条件の厳しい環境においても、ハイブリッドとEVドライブの最適なエンジン効率を駆動すること、更には”オンデマンド”ピークパワーブーストというシステム(いわゆるEV走行)によってパワーある低燃費走行が可能になるとのこと。

デザイン面においては、前モデルよりも大きなフットプリントを持ち、新鮮なスタイリング、ボンネットとリヤクォーターのシャープな輪郭、そしてブランド最新フロントエンドにて一新。
なお、「CR-Vプロトタイプ」は今月のフランクフルトモーターショー2017での発表以降、来年には正式に欧州にて販売を予定。
ハイブリッドモデル以外にも、排気量1.5LのVTECターボガソリンエンジンを搭載した6速マニュアルやCVTトランスミッションモデルもラインナップするとのことですが、ディーゼルモデルは販売しないとのことです。

Reference:CARSCOOPS