ブガッティ「ヴェイロン」はタイヤ交換に約500万円。「シロン」はそれよりも更に安くなる模様

2020-05-26

ブガッティの誇るスーパースポーツモデル「ヴェイロン」は、4本セットのタイヤを交換する目安を4,000km(ブガッティ推奨)としており、その交換費用は360万円~500万円ととんでもない費用がかかります。
おまけに使用するタイヤはミシュラン製「Pilot Sport2(パイロット・スポーツ2)」と製造納期に数か月を要する個体のため、走行距離が4,000kmに達する前に早めの予約が必要になることも。


しかし、ブガッティが新たに販売スタートした「シロン」については、「ヴェイロン」のタイヤよりも更にコストを抑えた交換費用になっているとのこと。

先日開催されたフランクフルトモーターショー2017にて、ブガッティのプリンシパルエンジニアであるMartin Granbowski氏とのインターシューにて、同氏は「シロンのタイヤ一式の交換費用は360万円も払う必要はない。ヴェイロンはミシュラン製のパイロット・スポーツ2を装着していますが、シロンについては、ミシュラン製は共通であるもリムジオメトリと標準のマウントプロセスを活用しているため、大幅にコスト低減が実現している」とのこと。

つまりは、これまではジャガー「XE」一台分(約500万円)のタイヤ交換費用が、トヨタ「カムリ」の中間グレード(約350万円)にまでコストを抑えることに成功したわけですね(それでも十分高額ですが)。

しかしながら、今後ブガッティを継続して乗り続けていくとなると、今度は1万6,000kmに到達した時点で規定に基づいたメンテナンスが必要となり、これには最低でも180万円が必要。

もちろん、それまでに幾度の定期点検なども重なる(定期点検は約200万円)わけですが、結果的にトータルメンテナンス費用は「ヴェイロン」と比較しても誤差レベルでしかないと考えられ、やはりブガッティは全てにおいて「高い」という認識に変わりはなさそうです。

Reference:motor1.com