アルファロメオ「ステルヴィオ・クアドリフォリオ」が正式発売へ。ニュルSUV最速モデルの魅力は?

2020-05-27

ドイツ・ニュルブルクリンクにて、SUV最速記録(7分51.7秒)を作りだしたアルファロメオの最新モデル「ステルヴィオ・クアドリフォリオ」が正式に発売スタート。
アルファロメオとしては初めてのクロスオーバーモデルとなる「ステルヴィオ」ですが、今回同社が販売した個体はこのクアドリフォリオの1グレードのみ(2.0Lターボのベースグレードやスーパーについては不明)。
パワートレインは排気量2.9L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力517psを発揮。0-100km/hの加速時間は3.8秒、最高時速283km/hにまで到達します。


今回発売スタートした「ステルヴィオ・クアドリフォリオ」は、アルファロメオとしては最も背の高いモデルとなりますが、走行性能は「ジュリア」に負けずとも劣らずで、FCAブランドの名に恥じないハードな走りにも対応可能な(ジュリアと同様の)アルミを多用したジョルジオ・プラットフォームを装備し、アンダーの出にくいスタビリティ―コントロールを楽しめる一台になっているとのこと。
そのため、スタイリングとしてはSUVというよりも、ホットハッチモデルの「ジュリエッタ」を少し大きくした感じで、全体的なバランスは相当に高いのではないかと推測。

競合モデルとしては、やはりポルシェ「カイエン」やジャガー「Fペース」、ランドローバー「レンジローバー」といったモデルが挙げられますが、価格帯としてはおそらく1,000万円を超えての設定になると思われ(「ジュリア・クアドリフォリオ」も1,000万円超え)、そうなってくると価格帯だけでの勝負では他社と比較してもかなり不利な立場になることは予想できますね。

なお、「ステルヴィオ・クアドリフォリオ」は欧州をメインに11月2日から正式に特定の市場においては注文書の作成に取り掛かることが可能で、、その後アメリカでのショールームにも展示予定。
日本では2018年夏ごろに販売がスタートするとの情報もありますが、確定事項ではなく、延期になる事も大いに考えられるので、この辺りは首を長くして待っている必要がありそうですね。

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Reference:CARSCOOPS