生産台数57台のみ。日本人が所有していた1996年式・ポルシェ「911GT2」がオークションに登場。予想落札価格は1.7億円にまで上るか

2020-05-27

1996年式のポルシェ「911(993)GT2」が来月12月のRM Sotheby’s NewYorkオークションにて出品されることが判明。
この個体は、(1996年の間で)年間生産台数57台のみ製造された最後の空冷モデルであり、現在の中古車市場での価格高騰はとにかく異常で、最低でも約8,000万円は下らないプレミアモデルでもあります。
そんなプレミアモデルが同オークションにて出品されるわけですが、現在の予想落札価格は約1.3億~1.7億円になっているとのこと。


この個体は、もともとオプションのバッテリーやカラー付のフロンガラス、エアコン、パワーウィンドウ、フロントエアバッグ、ラジオ未装備のドイツ仕様となっていましたが、何故か工場出荷の際にはラジオとクラブスポーツステアリングが装備された充実の一台となっています。

インテリアは非常にシンプルなブラックのレイアウトのみ。
シートはフルレザー式のバケットシートを採用。
コンディションとしては、定期的なメンテナンスを実施していたとのことで、特に問題はないとのこと。

ちなみに、今回出品される「911GT2」はオール純正でありながら、まるでリバティーウォーク(LB Performance)のようなゴリゴリのボルトオンフェンダー仕様となっており、これは「カレラRS」から譲り受けたデザインにもなっていますね。

なお、オークションサイトの情報によれば、今回出品される個体は、約13年前に日本人オーナーによって購入されたものだとか。
走行距離は11,470kmと年数の割には低走行ではありますが、それでも1億円超えというのは驚異的ですね。

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Reference:CARSCOOPS