マセラティのスポーツモデル「ZS3」のレンダリング画像が公開に。「アルフィエーリ」をベースとしたV12エンジンを搭載

2020-05-26

マセラティは、2014年にスイス・ジュネーブモーターショーにて(2005年に登場以来の)「MC12」の後継モデルと思われる「アルフィエーリ・コンセプト」を発表。
この個体は、2ドアスポーツクーペタイプで、ハイパフォーマンスを備えるマセラティの最強モデルになる可能性が高いとも言われてきました。
しかし、結果のところ「アルフィエーリ」は生産ラインに達しなかったわけですが、今回同車をベースとした大排気量スーパースポーツモデル「ZS3」の予想レンダリングが公開されました。


今回、レンダリングを担当したのはデジタルアーティストのWojciech Jurkowski氏で、上述の通り「アルフィエーリ」をベースとした2ドアスポーツクーペであり、類似点はいくつかあるものの、独自性は非常に高いように感じられますね。

特に、フロントフェイスエンドにある6つの垂直スリットとマセラティ”ロゴ”がフロント中央に配置され、フロントグリル自体は意外と大型でありながらも楕円形で模っているところは、やはりスーパースポーツ用に特別にデザインされていることがわかりますね。
また、フロントエアインテークも大型でアクセントがあり、ヘッドライトは滑らか且つ切れ味の鋭い高輝度小型LEDを採用している可能性が高そうですね。

サイドデザインにおいては、非常に美しいフェラーリ譲りの流線形を描き、ホイールは何とも大型ともいえる22インチサイズで、7本スポークというのも中々にVIPですね。
バックエンドは全く新しい設計にて見直しされ、リヤディフューザーも恐らく準備していると思われます。
なお、デジタルアーティストのWojciech Jurkowski氏曰く「ZS3は最も要求の厳しい目でさえも驚かせる大規模なアグレッシブスタイルになっている」とのこと。

なお、パワートレインについては「アルフィエーリ」の排気量4.7L フェラーリ製V型8気筒エンジンを搭載するのではなく、排気量6.3L V型12気筒エンジンを搭載する可能性が高く、おまけに駆動方式は四輪駆動(AWD)。ただ、その一方でマセラティは「アルフィエーリ」のパワートレインはEVモデルに置き換えることも視野に入れていますが、これについては恐らく「ZS3」とは異なる問題なると考えられます。

Reference:motor1.com