BMW「i8スパイダー」が遂にアンヴェール。併せて「i8クーペ」もアップグレードへ

2020-05-27

昨日より開催中のアメリカ・ロサンゼルスオートショー2017にて、BMWのiブランドに位置するフラッグシップモデル「i8スパイダー」が遂にアンヴェール。これに合わせて、従来のクーペモデルとなる「i8クーペ」もアップグレードにて再販されることが確定しました。

さて、今回発表された「i8スパイダー」は、基本的なパラメータ(PHVモデルであること)は同じであり、カーボンとアルミを複合したシャシーを搭載し、バッテリー能力については従来の「i8クーペ」よりも更にパワーアップしての登場となります。
ちなみに、ドアはやはり「i8」の定番でもあるバタフライドア(マクラーレンにも採用される上に開くスタイル)を採用。


まず、「i8スパイダー」の外観についてですが、トップルーフは意外にも電動開閉式のファブリック製ソフトトップとなりましたが、車体重量は僅か60kgの増加にて抑え込んでいます。
ルーフは、最大50km/hまでの速度で有れば僅か15秒にて自動開閉が可能となっており、コンパクトなZ字型の垂直スタックに折りたたまれるようになっています。
スタイリングとしては、タルガトップ風にも見えますが、これだけのデザインでありながらルーフが自動開閉式であるというのは何とも贅沢ですね。

足回りについては、スパイダー専用に新たなサスペンションが設けられ、減衰力を大幅に改善。

さて、気になるパワートレインについてですが、「i8スパイダー/クーペ」共に排気量1.5L 直列3気筒ターボチャージャーを搭載し、システム最高出力362ps→380psへと強化。0-100km/hの加速時間は、スパイダーが4.4秒、クーペが4.2秒にて到達し、何れも最高時速は250km/hにまで到達します。
なお、バッテリーパックについては、20Ahから34Ahに、7.1kWhから11.6kWhへとアップグレードし、電力のみでの最大航続可能距離は120kmを実現。
これらのモデルは来年の春より販売が開始されるとのことですが、価格については現時点では未定となっています。

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Reference:CARSCOOPS