アルファロメオが次なる一手。「ジュリエッタ」に次ぐCセグメントの後輪駆動ハッチバックを計画か

2020-05-26

アルファロメオの現在のラインナップにて最も古いモデルとされる前輪駆動(FF)方式の「ジュリエッタ」。
サブコンパクトモデル「MiTo(ミト)」と並ぶプレミアムハッチバックで、高剛性のシャシーを搭載し、フロントの進化型となるマクファーソンストラット、リヤのマルチリンクの各部にアルミを多用したサスペンション、そしてデュアルピニオン式ギヤボックスに電動パワステを採用したスポーティ且つ実用性を向上させたホットハッチとなります。
その実用性の高さから、他社モデルとなるジープ「グランドチェロキー」やクライスラー「200」にもプラットフォームが共有化される程で、アルファロメオの主要モデルとして欠かせない一台となっています。


そんな「ジュリエッタ」のCセグメントハッチバックに置き換わる新たなモデルとして、AutoExpressのレポートによれば、「ステルヴィオ/ジュリア」にも採用のGiorgioリヤホイール・ドライブプラットフォームないしはオールホイール・ドライブプラットフォームを搭載した新型モデルが登場するかもしれないとの噂が浮上。

ただ、今現在アルファロメオが最優先するモデルとしては、2020年に登場予定としている「ステルヴィオ」よりもサイズアップしたマイルドハイブリッド型SUVモデルが濃厚で、ポルシェ「カイエン」やBMW「X5」に匹敵するスポーツユーティリティモデルを計画中。
そのため、今回浮上している後輪駆動(ないしは四輪駆動)ハッチバックとなるCセグメントモデルは、すぐにはラインナップされないものの、2020年以降には登場する可能性の高いモデルの一つとなっています。

これについて、アルファロメオの最高技術責任者であるRoberto Fedeli氏も、今後は更なるスポーティな製品を生み出すことを検討しているとのことですが、「ジュリエッタ」の置き換えモデルだけでなく次世代モデル「4C」や、長年登場が期待される「Tipo963(ブレラ/スパイダー(Tipo963)の置換え)」も対象となっているも、具体的なスケジュールは不明となっているため、まずはどういったコンセプトでスケジュール化・具体化していくことが、今後のアルファロメオの重要な課題になるのではないかと考えたりします。

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Reference:autoevolution