【レンダリング】フェラーリ「FXX K Evo」の公道仕様モデルが登場したら?ベースはやはり「ラ・フェラーリ」か

2020-05-26

昨年発表されたばかりのフェラーリのトラックモデル「FXX K Evo」。
この個体は「FXX K」のハードコアモデルであり、パワートレインは「FXX K」と同じとなる排気量6.3L V型12気筒自然吸気エンジン+電気モータを搭載したハイブリッドモデルで、最高出力はエンジン860ps+電気モータ190psを足し合わせた1,050ps、最大トルクは900Nmを発揮します。
空力性能については、ハイパフォーマンスモデルの「FXX K」比の23%、公道仕様モデルとなる「ラ・フェラーリ」比の75%、更にはフェラーリのGTレーシングモデルと同等レベルという、とんでもないダウンフォースを発生する最強モデルとなります。

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そんなハードコアモデルが、もしも公道仕様モデルとして登場したら?というレンダリングが公開されています。
今回公開されているレンダリングは、フェラーリのトップレンジモデル「ラ・フェラーリ」をベースとしており、以前の「FXX K」の公道仕様モデルも同様のレンダリングが行われていました。
以前、アストンマーティン「ヴァルカン」の公道仕様に改造されたモデルが登場していましたが、改造するに当たって輝度の関係によりフロントヘッドライトを設けるなど追加要求が発生していたために、恐らく今回の「FXX K Evo」もフロントヘッドライトの追加設定ということで、ベースが「ラ・フェラーリ」になったのではないかと推測。


今回レンダリングを担当したのは、アウト・ドリームのプロフェッショナルデザイナーで、トラックモデルに見られるスタイリングを全て踏襲し、更にはフロントフェイスには僅かな変更を与える等、公道仕様に合わせた改造に加えて、デザイナーのオリジナリティと現実性を持たせたデザインとなっています。
空力学的処理や巨大なスプリットグリル、フロントスプリッター、フェンダー、「ラ・フェラーリ」ベースの特徴的なフロントヘッドライトは、「FXX K Evo」には公道仕様ために不足している要素でもあるため、重要なポイントではありますね。

リヤデザインにおいては、リヤテールランプが横2列ではなく縦2列へと変化し、マフラは両サイド一本出し、更には独創的ともいえるカーボンファイバ製大型リヤディフューザーを設けることで、空力特性を向上。さり気なくディテールポイントにはレッドのアクセントが加えられています。

ちなみに、「FXX Evo」の公道仕様に改造されたモデルも登場していますが、こちらは中古車価格にして約14億円にて販売されています。

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Reference:motor1.com