ワンオフ大好きラポ・エルカン。ブルーにまとめたフェラーリ「GTC4ルッソ」を世界初公開

2020-05-26

イタリアのファッションブランド「イタリア・インディペンデント」の会長であり、ガレーレジ・イタリア・カスタムも務めるラポ・エルカン氏が、世界でたった1台しか存在しないワンオフモデル・フェラーリ「GTC4ルッソ」を世界初公開しました。
この個体は、スコティッシュ・ブルーというメインカラーにて身を纏い、ボンネットやルーフ、トランク、サイドアイルにはアズーロ・ラポという特別なボディカラーにて迷彩風にペイント。


もちろん、ブルーにカスタムしているのはボディパネルだけでなく、ホイールやブレーキキャリパまでもブルーに過激カスタムしています。

インテリアもかなり過激なブルーへとカスタムされていますね。
「GTC4アズーラ」という特別なデザインが施されて、シートにはラインストーンが規則的に散りばめられています。

ダッシュボードの上部と下部、ステアリングホイール、そしてカーペットまでもがブルー一色にまとめられていますね。

パワートレインは、従来通り排気量6.3L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力690ps、最大トルク697Nmを発揮します。

Reference:CARSCOOPS

ラポ・エルカン氏はフェラーリ「458イタリア」も迷彩風にカスタム
関連記事①:かなり奇抜。ラポ・エルカン氏が所有していた迷彩カラーのフェラーリ「458イタリア」がオークションにて登場(2017/9/9投稿)

イタリアのファッションブランド「イタリア・インディペンデント」の会長であるラポ・エルカン氏が所有していた迷彩風のフェラーリ「458イタリア」が本日開催のRM Sothebysオークション”Ferrari – Leggenda E Passione”にて出品されることが判明しました。
ラポ・エルカン氏と言えば、イタリア・フィアット社の元会長の孫であることでも有名で、過去には誘拐されたという虚偽の事件を作り出し、警察に逮捕されたこともある”お騒がせ”セレブでもありますね。

今回オークションに出品される個体は、迷彩風のかなり派手な色合いを持つ個体で、これはフェラーリのテーラーメイドによって生み出された特別カラーとなります。

ラポ・エルカン氏は、7年前に「458イタリア」を新車にて購入し、そのカモフラージュ風のペイントスキームによって迷彩調に仕上げ、更にはグリーンとブラックが混ざった特殊カラーのホイール、迷彩調のキャリパブレーキカバー等、一つ一つがとにかくこだわりの詰まった一台となっています。

内装もこれまたド派手で、ダークブランのレザーシートやステアリングホイール、ヘッドレストにはロッソキャバリアノのエンボス加工が施されているとのことですが、そちらの画像は無し。
それ以外のところは迷彩のデザインを取り込んでいますね。

センターコンソールはまさかのグリーンカラー込のカーボンファイバパーツ。
これは相当に高額だと思われます。

エンジン回りもグリーンのカーボンファイバを使用し、エンジンベイに至ってはこちらも完全に迷彩を取り込んでいます。

なお、オークションでの予想落札価格は3,500万円~5,000万円と言われていますが、ラポ・エルカン氏が当時購入した際の約2億円には程遠く、かなりの大損ともいえますが、それでも落札を希望するユーザーも多いとのこと。

実はパガーニ「ウアイラ」までもワンオフ仕様に!
関連記事②:旧世代フィアットをコンセプトとしたパガーニ「ウアイラ・ランポ」が登場。イタリア国旗をイメージしたシャレた一台だ(2017/12/15投稿)

イタリアのファッションブランド「イタリア・インディペンデント」の会長であり、ガレーレジ・イタリア・カスタムも務めるラポ・エルカン氏が、1954年式・フィアット「Turbinaコンセプト」よりインスパイアされたパガーニ「ウアイラ・ランポ(Huayra Lampo)」が遂に世界初公開されました。
“ランポ(Lampo)”とは、イタリア語で”Lightning(ライトニング)”つまりは稲妻や閃光を意味。

同車は、通常の「ウアイラ」と同じパワートレインとなる、排気量6.0L AMG製V型12気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力730ps、最大トルク1,000Nmを発揮。最高時速は383km/hにまで到達します。
ボディカラーを見ての通り、何とも異質ともいえるカーボンファイバとアルミインサートのメランジェを用いたツートンカラーで、これまでに無いような特別なカラーリングを採用。

その中でも、ところどころにあしらわれるグリーン・ホワイト・レッドの三色が使用されたイタリアントリコローレに、ライトニング・稲妻のイメージデザインを刺繍(下の画像ではサイドミラーカバーや、サイドスカート、ブレーキキャリパカバー)。
おまけにこの個体には、オプション費用数千万円とも言われるパチェット・テンペスタパッケージも装備され、空力特性は大幅に向上(それにしても、ブラウン系のカーボンパーツデザインが何とも美しい…)。

インテリアには、トリノ製のチェッカーブラウンレザーシートに、ブロンズ仕上げの陽極酸化アルミニウムエレメントと多数のカーボンファイバパーツを取り込み、オリジナリティ溢れるデザインを採用。
見た目だけでなく、上質なレザーシートを採用しているため、乗り心地は抜群だとか。

ちなみに、このワンオフモデルとなる「ウアイラ・ランポ」は、約2年間の開発期間を要した後に、更に1年~2年の製作期間を掛けて仕上げられた貴重な一台。
まだ納車したばかりなので、中古車市場ないしはオークションにて出品される予定はないものの、新車販売価格が約3億円であることを想定すれば、4億~5億円程の価値は十分にありそうです。