旧世代フィアットをコンセプトとしたパガーニ「ウアイラ・ランポ」が登場。イタリア国旗をイメージしたシャレた一台だ

2020-05-27

イタリアのファッションブランド「イタリア・インディペンデント」の会長であり、ガレーレジ・イタリア・カスタムも務めるラポ・エルカン氏が、1954年式・フィアット「Turbinaコンセプト」よりインスパイアされたパガーニ「ウアイラ・ランポ(Huayra Lampo)」が遂に世界初公開されました。
“ランポ(Lampo)”とは、イタリア語で”Lightning(ライトニング)”つまりは稲妻や閃光を意味。

同車は、通常の「ウアイラ」と同じパワートレインとなる、排気量6.0L AMG製V型12気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力730ps、最大トルク1,000Nmを発揮。最高時速は383km/hにまで到達します。


ボディカラーを見ての通り、何とも異質ともいえるカーボンファイバとアルミインサートのメランジェを用いたツートンカラーで、これまでに無いような特別なカラーリングを採用。

その中でも、ところどころにあしらわれるグリーン・ホワイト・レッドの三色が使用されたイタリアントリコローレに、ライトニング・稲妻のイメージデザインを刺繍(下の画像ではサイドミラーカバーや、サイドスカート、ブレーキキャリパカバー)。
おまけにこの個体には、オプション費用数千万円とも言われるパチェット・テンペスタパッケージも装備され、空力特性は大幅に向上(それにしても、ブラウン系のカーボンパーツデザインが何とも美しい…)。

インテリアには、トリノ製のチェッカーブラウンレザーシートに、ブロンズ仕上げの陽極酸化アルミニウムエレメントと多数のカーボンファイバパーツを取り込み、オリジナリティ溢れるデザインを採用。
見た目だけでなく、上質なレザーシートを採用しているため、乗り心地は抜群だとか。

ちなみに、このワンオフモデルとなる「ウアイラ・ランポ」は、約2年間の開発期間を要した後に、更に1年~2年の製作期間を掛けて仕上げられた貴重な一台。
まだ納車したばかりなので、中古車市場ないしはオークションにて出品される予定はないものの、新車販売価格が約3億円であることを想定すれば、4億~5億円程の価値は十分にありそうです。


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Reference:autoevolution