VWが新型「トゥアレグ」の公式レンダリングを公開。かなりスポーティなクーペSUVに

2020-05-26

フォルクスワーゲンのSUVモデル「トゥアレグ」の最新モデルと思われる公式レンダリング画像が公開されています。
今回公開されているレンダリング画像は、CセグメントSUVに部類するいわばミドルサイズと思われますが、スタイリング的には非常にスタイリッシュでありながらもダイナミックさも掛け合わせるスポーツ・クーペSUV的(←もはやよくわからないスタイリング)な立ち位置でしょうか。


スペックについても、ドライブトレインやエアサスペンション、リヤホイールステアリング、ロールスタビライゼーション等もアップデートされるとのことで、スポーティなスタイリングだけでなく、走行性能においても大きな進化を見せる可能性がありそうです。
なお、この新型「トゥアレグ」は、アウディ「Q7」にも採用のMLB Evoプラットフォームを流用し、3.0 TDIエンジンの搭載により、ハイパワーな出力を得る可能性が高そうです。

第三世代として引き継がれるであろうこの個体は、プレミアムSUV市場に向けて、様々な厳しい基準と品質を獲得し、更には同車が更なる市場拡大を図るためにも、2023年までには中国での販売台数を倍増させる計画を持っていることから、今回の新型モデルの進化は相当なものになると推測されます。

Reference:autoevolution

過去にはV12エンジンもラインナップしていた「トゥアレグ」
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今現在では中々目撃することの少ないV10エンジンモデルですが、フォルクスワーゲンが、2002年にポルシェと共同開発したSUVモデル「トゥアレグ(V10TDI)」は、この時期にデビューしたばかりのポルシェ「カイエン」と共通のプラットフォームを搭載、おまけにパワートレインは排気量5.0L V型10気筒ディーゼルターボエンジンを搭載し、最高出力313ps、最大トルク750Nmを発揮するハイパフォーマンスな個体をラインアップしていました。
そんな大排気量エンジンを搭載した「トゥアレグ」ですが、アメリカにて約70万kmを走破したという猛者が誕生し、そのエンジンの信頼性と長寿命性において高く評価された模様(しかも外観の状態もすこぶる良い)。

「トゥアレグ」は、リヤウィンドウのみの開閉が可能なテールゲートを備える5ドアモデルで、デザインは兄弟車種の「カイエン」とは異なるも、VW独自の”ハッピーフェイス”と呼ばれるフロントマスクを採用。
サイズは全長4,754mm×全幅1,928mm×全高1,726mmと「カイエン」よりも短く全高の高いスタイリングではありました。

サイズ感としてはフラッグシップに値する程ですが、エンジンにおいては、アメリカの厳しい排ガス規制により2004年から2008年までしか販売されなかった一台で、台数としてもほとんど売れることなく、V6 TDIに置き換えられたモデルでもありました。

ある意味希少性の高いV10エンジン搭載の「トゥアレグ V10TDI」は、約11年間に渡って70万km以上走行されてきたわけですが、過去こまれでエンジンの不具合は発生しておらず、定期的なメンテナンスはもちろんのこと、消耗品の定期的な交換も含め、常に最高のコンディションで走行しているとして、今現在も着々と走行距離を伸ばしてきているとのこと。
ただ、これだけ多くの距離を走行してきた1台で、おまけにV10ディーゼルモデルということもあって、約70万km走行してきてのトータルコストがどれだけ掛かってきたのかは非常に気になるところではありますね。