「出たら買う」は嘘だった? スバル新型WRX STI Sport# (シャープ)への批判に物申す。フェアレディZ NISMO (RZ34)でも繰り返された「スポーツカー冬の時代」の悲哀

今回の批判の嵐は、スポーツカー界隈では「定番の流れ」なのかもしれない

2026年1月9日に東京オートサロン2026にて世界初公開された、スバル待望の6速MTモデルとなる新型WRX STI Sport シャープ プロトタイプ (Subaru New WRX STI Sport# Prototype)。

本モデルは、現行WRX S4の日本仕様で初となる、6速マニュアルトランスミッション(6MT)を採用したモデルで、アメリカで販売されているWRX/WRX tSとはまた違ったハイパフォーマンスモデル。

本モデルは、2026年春頃に日本市場向けとして台数限定で販売される予定ですが、ユーザーからの要望が多かったモデルなだけに、今回のように世界初公開&市販化が決定したにも関わらず、なぜかSNSでは厳しく批判されているようです。


おそらく批判する人は「何をしても批判しかしない」

こちらが、今回世界初公開された特別仕様車及びコンプリートカーのWRX STI Sport#プロトタイプ。

本モデルは、ハイパフォーマンスタイヤとSTIによるチューニングを施したZF製電子制御ダンパーを組み合わせることで、優れた走行安定性と応答性を実現。

更にブレーキには、旧世代WRX STIを彷彿とさせるゴールド塗装のブレンボ製18インチフロント対向6ポットと、リヤ対向2ポットブレーキキャリパーを採用し、制動力とコントロール性を大幅に向上させています。

ちなみに、本モデルの専用装備や主要諸元は以下の通り。

【専用装備】

★6速マニュアルトランスミッション

★ビスカスLSD[リミテッド・スリップ・デフ]付センターデフ方式AWD

★STI製フレキシブルドロータワーバー フロント(STI Sport♯ロゴ付)

★STI製フレキシブルドロースティフナー フロント(STIロゴ付)

★STI製フレキシブルドロースティフナー リヤ(STIロゴ付)

★STIチューニング電子制御ダンパー(ZF製)

★brembo製18インチフロント対向6ポット&リヤ対向2ポットブレーキキャリパー(ゴールド塗装)

★フロント&リヤドリルドディスクローター

★245/35R19タイヤ(ブリヂストン ポテンザ S007)

★19インチ×8 1/2Jアルミホイール(マットグレイ塗装)

★小型トランクスポイラー(ブラック塗装)

★本革巻シフトノブ&本革巻ハンドブレーキレバー

★ウルトラスエードシート[ブラック(ブラックステッチ)、イエローパーフォレーション](RECAROフロントシート、STIロゴ入り)


[主要諸元]

■ボディサイズ:全長4,670mm×全幅1,825mm×全高1,465mm

■乗員定数:5名

■ホイールベース:2,675mm

■最小回転半径:5.6m

■車両重量:1,560kg

■エンジン:排気量2.4L FA24型水平対向4気筒直噴ターボエンジン

■最高出力:275ps/5,600rpm

■最大トルク:350Nm/2,000rpm~5,200rpm

■トランスミッション:6速MT

■ステアリング:ラック&ピニオン式

■サスペンション:[前]ストラット式独立懸架/[後]ダブルウィッシュボーン式独立懸架

■ブレーキ:[前後]ベンチレーテッドディスク

■タイヤサイズ:245/35R19インチ

以上の通りとなります。

加えてSTIパフォーマンスパーツなどにより、ドライバーの意思がダイレクトに伝わる操作感と、スバルならではの走りの愉しさを提供した魅力あるモデルなのですが、このモデルが発表された直後のSNSでは…

●こんなの単なるWRX S4の6速MTじゃん

●VABのWRX STIの方がずっと魅力的だと思う。こんなモデルはVABの後継とはいえない

●S210で6速MTを出さなかったくせに、何で今更WRX S4の6速MT

といった否定的な意見が多め。

ノンハイブリッドのマニュアルスポーツカーを市販化することも決して容易なことではない

このご時世、ノンハイブリッドの6速MTスポーツカーを日本国内で市販化するだけでも決して簡単なことではなく、本来であればカタログモデルとして市販化したくてもできない事情があると思うんですね。

もちろん、日本仕様に合わせるとなると開発コストや法整備もかかるでしょうから、メーカーとしても少しでも多くの利益を獲得するために、日々特別仕様車などを出すことで開発費に回す努力をしてきたのだと思いますが、残念ながらそういった努力や背景は、ユーザー側に伝わらないのが現状。

批判しかできないユーザーは、上記のような努力や現実と向き合うこと中々難しいですから、「人の考え方は人それぞれ」「十人十色」と割り切らないとやっていけないのでしょね。