フェラーリやランボルギーニも目じゃない。BMW・新型「M5」の0-100km/h加速時間が2.8秒だった件

2020-05-26

BMWのMパフォーマンスモデルの中でも、トップクラスのスペックを持つ4ドアセダン「M5」の加速性能がとんでもなく速かった件。
BMWによると、同社にてこれまでテストしてきたモデルの中で最も速いセダンと言われ、スーパーカーを代表するフェラーリやランボルギーニにも負けない加速性能を持っているとのこと。
そのスペックとして、BMWのテストドライバが実際にテスト走行を行ったところ、0-100km/hの加速時間が僅か2.8秒とのことで、ゼロヨンの加速時間は10.9秒(到達速度が207km/h)という驚異的な加速力を発揮したのだとか。


ちなみに、0-100km/hの加速時間が2.8秒にて到達するスーパーカーは、マクラーレンのアルティメットモデル「P1」や、日産「GT-R NISMO」、ケーニグセグ「レゲーラ」、そしてブガッティ「ヴェイロン」といったとんでもないモデルたちと肩を揃えることとなります。

ただ、この0-100km/h加速テストは、純粋なRWD(新型「M5」はAWDとRWDを切り替えることが可能)のみで実施した場合、MAXでも3.6秒が限界とのこと。ただし、AWD駆動を可能とするxDriveシステムを活用すれば、約2.8秒という加速性能を発揮できるとのこと、ある意味BMWにとっては加速性能向上を指し示す重要なシステムとして今後の開発に必要な新たなものを見出したのではないかと思われます。

あとこれは余談ですが、0-100km/h加速時間が2.9秒にて到達するモデルとしては、ケーニグセグ「アゲーラS/アゲーラR」、ランボルギーニ「ヴェネーノ/アヴェンタドールSV/ウラカン・ペルフォルマンテ」、ポルシェ「918スパイダー/911ターボS」、ライカン「ハイパースポーツ」、マクラーレン「720S/675LT/650S」、フェラーリ「812スーパーファスト/F12tdf」、ホンダ「NSX」と、これまたとんでもないモデルたちよりも速いことになりますね。

Reference:Zero2Turbo

「M5」は更に凄い記録も持っていた!
関連記事:BMW「M5」がドリフトしながらダブルギネス記録達成。ドリフト中の給油も見ものだ【動画有】(2018/1/11投稿)

BMWの高性能スポーツセダン「M5」が、アメリカ・サウスカロライナ州のBMWパフォーマンスセンター内テストサーキット場にて、長距離ドリフトのギネス記録をダブル更新。
その記録内容とは、8時間休憩なしでドリフトしっ放しという常識外れの記録と、ドリフトで374.17km走行するというものでした。
もちろん、ドリフト中は休憩することはできませんし、ガソリンを消費しての走行となるため、記録挑戦中はドリフトしながら給油するという何ともアクロバットなシーンも確認することができます(給油口には、ホースがアタッチメントできるように改造されている)。

「M5」が8時間ドリフトするに当たり、給油している回数は5回で、平均速度は46.7km/hと意外にもスピードは乗っているようにも感じますね(8時間もドリフトする集中力はもちろんですが、途中トイレに行きたいという気持ちは無かったのか不思議)。
なお、今回のギネス記録に挑戦したのは、BMWのレーシングドライバであるヨハン・シュワルツ選手。
過去に、このドリフト記録は樹立されていましたが、その際の記録はドイツのレーシングドライバーであるハラルト・ミュラー氏がトライしたトヨタ「GT86」で144.12km。今回の「M5」の記録の半分以下となっていますね。

【Watch the ALL-NEW BMW M5 refuel mid-drift to take TWO GUINNESS WORLD RECORDS™ titles】

【Behind the scenes: Watch how BMW attempted TWO GUINNESS WORLD RECORDS™ titles in the ALL-NEW BMW M5】