トヨタV6スーチャー搭載。ロータスより、特別限定モデル「エキシージ・カップ430タイプ25」を発表

2020-05-26

ロータスが新たな特別限定モデルとなる「エキシージ・カップ430タイプ25」を発表。
この個体は、新モデルとなる「エキシージ・カップ430」をベースに、1963年のF1シーズンに登場したシングルシータのロータス・タイプ25に敬意を表した特別仕様となり、1954年から1994年まで運営されていたレースチームの歴史を現世にも伝えていくために、クラシックチーム・ロータスと協力して実現した一台となります。


エンジンとしては、排気量3.5L トヨタ製V型6気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載し、最高出力430hp、最大トルク440Nmを発揮。
これにより、パフォーマンスとしては0-100km/hの加速時間が3.3秒、最高時速は290km/hにまで到達します。

外観としては、オールドイングリッシュホワイト又はメタリック系ロータスレーシンググリーンの2色のボディカラーを準備しており、フロントスプリッターとアクセスパネルのピンストライプを設定。
また、特注にてボードやルーフパネル、リヤウィングも装備可能となっています。

フロントフェンダーは、ホイールアーチからの圧力を減らすルーバーを備え、後輪の大きなカットアウトセクションは同じ仕事量を持ち、更に最大220kgのダウンフォースを発生させます。

インテリアは、ドアパネルやセンター通気孔にマッチするコントラストのダブルステッチを施したブラックアルカンターラに、カーボンレースシートが特徴的。
陽極酸化アルミニウムとカーボンファイバは、ギヤシフトノブがウッド調になっていてレトロ感を演出。これはタイプ25をベースにしているとのこと。

Reference:CARSCOOPS

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中国・上海の吉利汽車(ジーリー)の傘下となったイギリスのスポーツカーメーカであるロータスが、「エリーゼ・カップ250」をベースとした30台のみ製造する世界限定モデル「エリーゼ・カップ260」を販売しましたが、今度は更にハードコアモデルとなる「エリーゼ・カップ430」を販売へ。

関連記事:世界限定30台。ロータスが極限まで軽量にこだわったハイパワーモデル「エリーゼ・カップ260」を発表

今回販売される「エリーゼ・カップ430」は、「エヴォーラGT430」のエンジンをベースとした排気量3.5L V型6気筒スーパーチャージャーを搭載し、最高出力430ps、最大トルク440Nmを発揮。トランスミッションは6速MTのみで、駆動方式は後輪駆動(FR)となります。

今回搭載のエンジンは、「エリーゼ・カップ430」の極限なる軽量化とアグレッシブなエアロ装着も考慮した専用パワートレインとなっており、エアバッグ無しでの車体重量は1,055kgと軽自動車並みで、0-100km/hの加速時間はわずか3.2秒、最高速度は289km/hにまで到達します。

ボディには、フロントボンネットやルーフ、リヤディフューザーにまでカーボンファイバパーツが多用され、大型リヤウィングはFRP製。
リヤマフラはセンター一本だしと非常にシンプルですね。

内装は、極限まで軽量化を拘り抜き、無駄なパーツを排除。
シートはレザー&ファブリックのバイマテリアルフルバケットシートを採用(電動パワーシートを採用すると車体重量が増えてしまう)。内ドアトリムやステアリングホイール周りにはアルカンターラ素材を使用していますね。
レッドとホワイトのダブルカラードステッチは中々にオシャレ。

この個体は、現在欧州をメインにて販売が進められており、車両本体価格は約1,500万円からとなっています。