超希少4気筒モデル。1953年式のフェラーリ「625タルガ・フローリオ」がオークションにて登場、予想落札価格は?

2020-05-26

フェラーリと言えば、V型8気筒エンジンやV型12気筒エンジンモデルが非常に有名ですが、過去には4気筒エンジンを搭載した「625タルガ・フローリオ」と呼ばれるモデルが登場。
今回、希少な4気筒エンジンの「625タルガ・フローリオ」が来月開催のモナコ・オークションにて出品されることが判明しました。


今回出品される個体は、1953年式の「625タルガ・フローリオ」で、生産数は僅か3台と超希少。しかも、この世に存在していることが唯一確認できている1台でもあります。

外観としては、元々クーペとして登場予定でしたが、Vignaleによってコーチビルドされロードスター仕様として登場。
ボディワークはスカリエッティデザインで、小さなグリルでフィッティングされるよう義務化されていました。

パワートレインは、Aurelio Lampredi氏が設計した排気量2.5L 直列4気筒DOHCエンジンを搭載します。

この個体は、サーキットでの参戦経歴もあり、過去にはモンツァでのグランプリde’llAutodromoやコッパ・オロ・デル・ドロミチ、マイク・ホーソーン、Umberto Maglioliにも登場しました。
その後は、イタリアと南アメリカのいくつかのオーナーによって所有されましたが、10年以上所在が不明。1974年にはナポリのScrapyardにて発見され、その後徹底した管理の元、今回オークションにて出品されることとなりました。

今回出品される「625タルガ・フローリオ」は、予想落札価格が約6億円~9億円と言われていますが、クラシックフェラーリの代表的な一台であること、希少な4気筒モデルであること、そして3台中唯一存在する1台であることを考慮すると、更に付加価値見出すことからその価格は更に高くなると推測されます(多分10億円超えるかも?)。

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Reference:CARSCOOPS