娘の名前にちなんだ最強モデル。グンペルトの最新燃料電池自動車「RG Nathalie」が登場
元アウディのモータースポーツ統括マネージャーを務め、グンペルトの創業者でもあるローランド・グンペルト氏が、中国の電動スタートアップAiwaysとパートナーシップを結び、先進的な電動パワートレインを搭載する燃料電池自動車「RG Nathalie」を発表しました。
この個体は、上記にもある通り電動パワートレインを利用したスポーツモデルで、アウディ・スポーツクワトロ・コンセプトを連想させるスポーティな印象と、アストンマーティンのレーシングモデル「ヴァルカン」に似た鋭いライン、大型ダクト、上部ヘッドライトを採用しています。
サイドのデザインにおいては、マットブラックのアルミホイールと際どい角度が設けられたルーフラインが印象的ですね。
この「RG Nathalie」と呼ばれる特殊なモデルは、ローランド・グンペルト(Roland Gumpert)氏の娘の名前にちなんで命名されたもので、4つの電動モータを搭載し、しかもバッテリーの代わりに水素燃料電池スタックを利用した画期的なシステムを採用。
水素燃料供給ステーションは全世界で不足している中、ローランド・グンペルト氏とAiwaysはメタノール改質装置を導入。このシステムはメタノールを取り込み、それを二酸化炭素に分離することで、空気中に放出されて、残りの水素を燃料電池に流入するとのこと(いわゆる自家発電のようなもの)。
もちろん、スペックにおいても0-100km/hの加速時間は2.5秒にて到達し、最高時速300km/h、航続可能距離はフル高速走行時で595km、街乗り走行時で1,126kmとハイパワーでありながら実用的。
この個体は、先日より開催中の北京モーターショー2018(別名：オートチャイナショー2018)にて公開されており、魅力的なパープルカラーに身を纏っています。
なお、「RG Nathalie」は、2019年にオーナーのもとへ納車予定となっていますが、価格帯については未定であるも、億超えのスーパースポーツであることには間違いなさそうです。
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Reference：CARSCOOPS