メルセデスベンツAMGから遂に「E53 4Matic」が登場。欧州での価格は約930万円から

2020-05-26

メルセデスベンツAMGより、新たなモデルとなる”53”グレードが遂に登場。
今回登場したのは、「Eクラス」のハイパフォーマンスモデルとなる「E53 4Matic」で、V8ツインターボエンジンではなく、直列6気筒ターボエンジンを搭載したダウンサイジングモデルとなります(”43シリーズ”と”63シリーズ”の中間グレード)。


「E53シリーズ」では、4ドアサルーンとステーションワゴンタイプのエステートがラインナップされ、パワートレインとしては、排気量3.0L 直列6気筒Ecoboostターボエンジン+48Vマイルドハイブリッド(EQブースト)を搭載し、最高出力435hp、最大トルク520Nmを発揮。
ここにアクセルの踏込を行えば、モータによるシステム出力22hp、システムトルク250Nmを引き出すことで加速時のタイムラグを解消することが可能となっています。

パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が4.4秒で「E43」よりも0.2秒短縮します。

なお、価格帯については4ドアサルーンモデルが約930万円から、ステーションワゴンタイプのエステートが約960万円からとなっています(「E43」よりも約90万円価格アップ)。

なお、価格アップの要因としては、IDEコントロールサスペンションやパフォーマンスエキゾースト、ダイナミックセレクト、19インチ合金ホイールといった標準装備が主ですが、ここにオプションとなるBurmesterサラウンドシステムやキーレス・ゴーコンフォート、パノラマサンルーフといった約40万円のオプションパックや約25万円のドライビングアシスタンス・プラスパッケージの追加も可能となっています。

Reference:autoevolutioin

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メルセデスベンツのスポーツモデルに位置するメルセデスベンツAMGに、新たなグレードとして「53」を追加する可能性が高いとのこと。
メルセデスベンツAMGは、今後「65」や「63」、「55」以外にも幅広いグレードを展開していくことを計画しており、今回のように「53」よりも更に低いグレードとなる「43」もラインナップすることを計画しています。

なお、これについてオートモーティブニュースは、メルセデスベンツAMGの新型一発目として「CLS53」を登場させ、パワートレインはM256インライン6気筒エンジンをチューニングし、最高出力約430psまで発揮するとのこと。

ちなみに、メルセデスベンツAMGの「S63」や「S65」といった”63″と”65″の数値は、エンジンの排気量を意味しており、AMGモデルは2桁(例:「C63」「S65」)、通常のメルセデスベンツは3桁(例:「A180」「C200」)で表現していますね。

とは言っても、AMG「C63」のような個体ともなると、本当に排気量6.3Lのエンジンを搭載しているわけではなく、ダウンサイジングターボによって排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、このツインターボエンジンが排気量6.3Lの自然吸気(NA)に匹敵する程のパワーを有するエンジンであることを意味していることから「C63」や「E63」又は「E65」といった名称がつくようになりました。