ロングホイールベース大好き中国。北京MS2018にて、メルセデスベンツ初となる「北京奔驰(ペキンベンチ)A200Lセダン」を発表【動画有】

2020-05-26

先日より開催中の中国・北京モーターショー2018(別名:オートチャイナショー2018)にて、中国のBMW「1シリーズ・セダン」の対抗モデルとなるメルセデスベンツ初となる「A200Lセダン」が世界初公開されました。
「Aクラス」のセダンタイプは、中国でのみ販売されるとのことで、他国では販売されない専用モデルとなります。
しかも、中国では”パワーよりも快適席”を重視しているとのことから、定番のロングホイールベースモデルとなるAクラス・ロングの「A200Lセダン」が登場となります。


今回公開されている「A200Lセダン」は、上級仕様のスポーツセダンとして「CLA」に匹敵するスタイリッシュさを持ちます。
フロントエンドのデザインは、前世代の「Aクラス」から大きく変化し、より一層の高級感を演出しています。

サイドからのスタイリングを確認していくと、クーペのような引き締まりがあるわけではなく、いかにも4ドアセダンといったボリューム感のあるサイズ。リヤドアもやけに長いように感じます。
ホイールサイズは、前世代の16インチから19インチへと大幅インチアップとなります。
そして、ロングホイールベースと謳うだけあって、ホイールベースは60mm延長しての2,789mmを実現。

リヤデザインにおいては、L字型のリヤテールランプを対(ツイ)にし、エキゾーストマフラにマフラカッタをインストールすることで更なる高級感を演出しています。
リヤバンパーには、メルセデスベンツのロゴエンブレムと「A200L」のバッジが貼付されていますが、右側には何やら漢字のような表記が…

拡大してみると漢字表記にてペキン・ベンツを意味する「北京奔驰(ペキン・ベンチ)」のバッジが貼付されています。
ベン”ツ”ではなくベン”チ”となっているのは、ベンツの当て字とするために「奔驰(ベンチ)」を無理やり合わせているのだとか。
ちなみに、同モーターショーにて発表された中国専売モデルのアウディ・ロングホイールベース仕様「Q5L」も当て字で「奥迪(アオディ)Q5L」と表記しています。

関連記事:アウディが中国専売モデル「奥迪(アオディ)Q5L」を公開。ロングホイールベース&快適性を重視(2018/4/26投稿)

インテリアも非常に高い質感を持ち、リヤシートはゆったりと寛げる空間を提供しています。

パワートレインにおいては、上記にもある通りパワーよりも快適性を重視しているため、排気量1.33L オールアルミ製直列4気筒エンジンを搭載し、最高出力134hpと161hpの2グレードをラインナップします。
そして更に上位グレードには、排気量2.0L 直列4気筒エンジンを搭載し、最高出力188hpを発揮します。トランスミッションについては、どのグレードにおいても7速ATを搭載します。

【Mercedes A-Class Sedan Long Wheelbase (Chinese version)】

Reference:motor1.com