ロシアのプーチン大統領専用リムジン「コルテジ」が遂に公開。ポルシェと共同開発のエンジン搭載で850馬力を発揮【動画有】

2020-05-26

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領のために開発された公式専用リムジン「コルテジ」が遂に登場。
メルセデスベンツ製リムジンからの乗換えとなる今回の特別なリムジンですが、メルセデスベンツSクラスとロールスロイス「ファントム」を足して2で割ったようなデザインとなっているも、デザイン・生産は全てロシアにて行われています。


今回公開されている「コルテジ」を確認していくと、フロントエンドデザインには、車両のボリューム感を強調させるかの如くヴァーティカルスラット付の巨大なクロムグリルが備えられ、長方形のヘッドライトはクライスラー「300」を呼び出したかのようなデザイン。リヤテールライトはメルセデスベンツ「Sクラス」をイメージしています。

エンジンについては、ポルシェ・エンジニアの支援を受けながら開発されたロシア製V型12気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力850psを発揮。
トランスミッションは9速オートマチックギヤボックス、車体には通信技術やセキュリティ技術を多数搭載します。

プーチン大統領は、今回の「コルテジ」のプロトタイプのいくつかのテスト走行を含んだ開発に協力していたとして、非常に親しみが込められた1台なのだとか。
今後、「コルテジ」は6年間政府専用車両として活用され、プーチン大統領を守護します。

なお、「コルテジ(Cortege)」とはフランス語で儀式等での「行進」を意味。
「コルテジ」を冠したこの計画においては、車列に随伴する小型セダンやSUV、ミニバンを含め、大型車両の開発も進められていきます。
これら全てのモデルの生産台数は5,000台となっていて、ロシア政府のオフィスとセキュリティサービスのために使用されますが、その他にはロシアの超富裕層に一部販売されることになります。

【Инаугурация Владимира Путина в Кремле】

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Reference:motor1.com