BMW「M5コンペティション」が遂に登場。625馬力発生、0-100km/h加速時間3.3秒で価格は約1,240万円から

2020-05-26

先日より度々リークしていたBMWのハードコアモデル「M5コンペティション」が遂に登場。
2018年モデルとして登場した従来モデルの「M5」は、四輪駆動(AWD)に最高出力600psを発揮するモデルでしたが、今回のコンペティションモデルは更にパワーアップ。
パワートレインとしては、排気量4.4L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力600ps→625ps、最大トルク750Nm(トルクは変わらず)を発揮します。


パフォーマンスとしては、「M5」から0-100km/hの加速時間が3.4秒→3.3秒、0-200km/hの加速時間が11.1秒→10.8秒へと短縮しています。
トランスミッションとしては、8速ATとリヤギヤ付四輪駆動システムを装備。これは車両のアクティブMディファレンシャルと連携して動作することとなります。

その他のパフォーマンスとしては、スプリングレートが「M5」から向上し、より直接的なエンジンレスポンスと、動力伝達系へそのパワーが即時に伝わるのだとか。
また、シャシーとサスペンションを微調整したことにより、車高を従来よりも7mmローダウンし、ゴム製のマウントの代わりにボールジョイントを採用することでトーリンクを活用。これにより、リヤアクスルでの正確なホイールガイダンスが得られるとのこと。

サスペンションについては、10%向上させた高剛性のスプリングとより硬めのリヤアンチロールバーが装備、ダンパーの調整によってグランプリトラックでの超ダイナミックな走りを楽しめると言われています。

「M5コンペティション」は、パフォーマンス向上に重点を置いているため、スタイリングや外観の変更点はそこまで多くはありません。
フロントグリルやリヤバンパー、ミラーキャップにはハイグロスブラックのアクセントを加え、更にはコンペティションバッジ、20インチ鍛造ホイール、スポーツエキゾーストマフラを設定します。

インテリアについては、コンペティション専用のシートベルトや”M5”ロゴ入りのフロアマット、そしてインストルメントクラスターにはスタートアップ時に”M Competition”グラフィックが表示される等、細かい部分にて特別感を演出しています。

なお、「M5コンペティション」は今年の7月から生産スタート。
アメリカでの販売価格は約1,240万円からとなっています。

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Reference:CARSCOOPS