1968年式の初代フォード「マスタング」にフェラーリエンジンをブチ込んでみた【動画有】

2020-05-26

先日、アメリカチューナーが初代フォード「マスタング」のエンジンに電気モータを搭載したハイブリッドモデル「Vicious Mustang」を公開しましたが、今回は同じ初代「マスタング」にフェラーリエンジンをドッキングしたクレイジーモデル「Project Corruptt」(Assy途中)が公開されています。


アメリカ・アリゾナ州フェニックスにて公開されている「Project Corruptt」は、フェラーリ「F430」に搭載されるV型8気筒自然吸気エンジンにターボキットを追加した特別なユニットをフロントボンネット下にセット、インテークマニホールドも搭載しています(具体的なエンジン出力は不明)。

ご想像の通り、エンジンスワップは多量のコンポーネントをゼロから設計する必要があるため、その工数もとんでもないことに。
トランスミッションは「F430」同様に6速MT T56トランスミッションを組合わせます。
フロントバンパーには、ヘッドライト下に3Dプリンタにて生成されたダクトの取入れ口が設けられ、ターボエンジンの冷却効果を高めます。

なお、この個体は今年の10月末に開催されるSEMAショー2018にて出展予定ですが、現時点ではまだまだ組立てが完了していない模様。
今夏以降にはその詳細が明らかになるとのことで、非常に楽しみな一台となっています。

【Corruptt Q&A】

Reference:CARSCOOPS

これがハイブリッドモデルの初代「マスタング」だ!
関連記事:アメリカチューナーが初代・フォード「マスタング」を鬼カスタム。V8スーチャー&ハイブリッド搭載で1,000馬力発生、但しカスタム費用は・・・?(2018/5/9投稿)

アメリカ・カリフォルニア州に拠点を置くチューニングメーカのTimeless Kustomsが、フォードの初代モデル「マスタング」をカスタム。
初代「マスタング」は、1959年にフォードが初めて販売した小型モデル。
同社「ファルコン」をベースとしたスポーツモデルで、スタイリングや性能等のトータルバランスと巧みな広告代理店の宣伝により瞬く間に大ヒットモデルとなりました。

そんな歴史ある初代「マスタング」のチューニングを施すべく、Timeless Kustomsが排気量5.2L V型8気筒エンジン並みの電気モータ、更にはMP2300と呼ばれる高精度スーパーチャージャーエンジンを搭載することで、システム総出力1,000hpにまで大幅にパワーアップすることに成功。
とんでもないパワーを発揮するこのカスタムモデルは、”まるで悪魔のようなパワーを持つ”ことから「Vicious Mustang」と名付けられています。

トランスミッションとしては、Centreforce DYADクラッチを備えた6速シーケンシャルトランスミッションを搭載、駆動方式は後輪駆動(FR)となります。

足回りについてには、20インチの鍛造アルミホイールにKuhmo EXSTA V720タイヤを装着し、超強力ブレンボ製ブレーキも設定。
サスペンションは、シボレー「コルベットC7」にも搭載されるクリップアップフロントサスペンションと、独立式のマルチリンクサスペンションをリヤに搭載します。また、Ridetechの三方向調節可能なコイルオーバーキットも設定され、最適な車高調整が可能。

強力な加速力とブレーキングを発揮するだけでなく、走行性能を向上させるべく2インチのカスタムフレアフェンダーとフェラーリ「F430」に似たリヤディフューザーを備えたミニタブ構造のボディキットを設定しています。

インテリアは過激なレッドにてまとめられ、Sparcoシートとセーフティハーネスを準備。
クラシックなエアコンとは対照的に、Motecカラーダッシュユニットも準備されています。
なお、この個体のカスタム費用は諸々の整備や保証等も付いて超高額の1.1億円にて販売されています。

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