【まさに悪魔のZ】日産の初代フェアレディZ (S30/240Z)にメルセデス製V12をスワップ!官能の爆音を響かせる一方で、ランボルギーニがEV開発を「白紙撤回」した必然

まさかV12エンジンをスワップする「悪魔のZ」が存在するとは…

日産の初代フェアレディZ (Nissan Fairlady Z)でお馴染みとなる「ダットサン240Z/S30」。

日本の漫画・湾岸ミッドナイトにて「悪魔のZ」として登場することでも有名ですが、この初代240Zに、直列6気筒エンジンではなくV型12気筒ツインターボエンジンを搭載する実車が登場。

しかもこのフェアレディZ、エンジンベイにピッタリと収納できるだけでなく、エンジンサウンドは「まるでフェラーリのようなレーシングカーのサウンドだ!」と絶賛されており、様々なイベントでの注目車両となっているようです。


何やら”ただならぬ”雰囲気が漂うフェアレディZ

コチラが今回、海外にて話題となっている初代フェアレディZ (240Z)。

ボディカラーは、純正っぽくも見えるグランプリオレンジで、現行フェアレディZ (RZ34)の432オレンジっぽくも見えます。

既に見た目からして「何やらただならぬ雰囲気」を醸し出していますが、このモデルを所有するオーナーのジョーダン・イースター氏は、「フェアレディZのロングノーズとエンジンベイには、クリエイティブなアイデアを自由に生み出せる余裕がたっぷりあります。更に、比較的安価な大排気量エンジンを搭載できるようなプロジェクトにも活かすことだってできます」とコメント。

メルセデスベンツSL600のV12エンジンをスワップ

早速フェアレディZのフロントフードボンネットをオープンしてみると、確かに直列6気筒エンジンではなく、V型12気筒エンジンが搭載。

ちなみにこのエンジン、メルセデスベンツSL600の排気量5.5L M120型V型12気筒ツインターボエンジンが搭載されているわけですが、「V12エンジンでも、ここまで気持ち良く換装できるんだ…」というのが正直な感想。

当初このエンジンは、フェアレディZではなく、マツダRX-7 (FD3S)に搭載される予定で、エンパイア・ヒルクライムと呼ばれるイベントに出場するためのプロジェクトカーだったとのこと。

しかしながら、エンジンルームのスペース問題であったり、パワーバランス、シャシーの耐久性などの観点からプロジェクトは中止に。

その後に計画は変更され、「フェアレディZのエンジンルームであれば、メルセデスのV12エンジンを搭載することができる!」と判断したわけですが、そもそも大排気量V12エンジンをスワップすることを考えるあたりクレイジー(もちろん誉め言葉)。

プロジェクトは思いのほかスムーズに進み、最終的なチューニングなども含めて約半年ほどで完成。

細かいところを見ていくと、SL600のベルハウジングとアダプタープレートを使用し、T56の6速ギアボックスにボルトで固定しているなどの拘りも。

更に電子制御ユニットは、Megasquirt MS3 Proを採用していて、一方でシャーシのその他の部分は、ヒルクライム競技の技術規則に準拠するようにアップグレード。

足回りにおいては、サスペンションやブレーキ、安全部品もアップグレードされ、これらのパフォーマンスに見合う強力なエキゾーストシステムも搭載。

フェラーリのF1やパガーニ・ゾンダのような甲高いサウンド

紆余曲折あって無事に完成したフェアレディZ。

このモデルの具体的なスペックは不明ながらも、そのエキゾーストサウンドはフェラーリやF1マシン、パガーニ・ゾンダなど、甲高いレーシングカーを彷彿とさせるものがあり、イベントでも大きな注目を浴びたそうです。

なお、この改造モデルを作り上げたジョーダン・イースター氏は、「これほど手頃な価格のシャシーに、これほど余裕のあるエンジンスペースを備えたクルマは、すでにコミュニティ内で多くのスワップカーを生み出していると思います。フェアレディZの新たな可能性を導き出すことができた」と語り、改めてフェアレディZのカスタムの幅広さを知ることができたように感じられます。

2ページ目:ランボルギーニが電気自動車の開発を白紙撤回!「顧客はEVのランボルギーニなど求めていない」