ボルボ「S60」遂に世界初公開。価格は約400万円から、3種のエンジンを備え品質も大幅向上【動画有】

2020-05-26

競合はやはりジャーマンスリー

ボルボの4ドアスポーツセダンモデル「S60」が遂に世界初公開。
この個体は、アメリカ・サウスカロライナ州にて、230万平方フィートの広さを持ち、約1,000億円の設備投資により年間150,000台を生産可能とする工場にて製造され、メルセデスベンツやアウディ、BMWといったジャーマンスリーをライバルとします(製造元はてっきり親会社となる吉利汽車の中国だと思っていた)。


デザインは一新し、パワートレインは3種類

今回登場した「S60」は、予想通り「V60」に近いデザインを持ちますが、ワイドな車幅に加えて、高級感と鋭さを増した”トールハンマー”デザインのフロントLEDヘッドライトへと一新し、スポーツセダンとしては十分な風格とインパクトを与えています。

「S60」では、3種類のパワートレインがラインナップされる予定で、1つは排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジン(最高出力250hp発揮)+前輪駆動(FF)と、同エンジンながら最高出力316hp発揮+AWDモデルの「S60 T5」、2つ目がプラグインハイブリッドエンジン(最高出力340hp)搭載+AWDの「S60 T6」、3つ目には同じプラグインハイブリッド(最高出力400hp)搭載+AWDの「S60 T8」となります。

装備や価格は?

装備としては、3グレード分のサブスクリプションプログラムが用意され、足回りには19インチのRデザインホイール、ナッパレザースポーツシート、スポーツサスペンションを装着することで、上質でありながらもスポーティな意識を高めた”スポーツセダン”へと趣向を切り替えています。

価格帯としては36,795ドル(約400万円)からとなっていますが、日本での販売価格については現時点では不明(+50万は見積もっても良さそう)。

【The New S60: Walk Around】

Reference:autoevolution

ティーザー画像でも、「S60」のスポーティさは十分に伝わってくる!

関連記事:ボルボ「S60」にもPHEV搭載。415馬力発生でスタイリング&デザインもスポーティに(2018/6/14投稿)

来週、アメリカ・サウスカロライナ州のチャールストン製造施設での特別イベントにて、ボルボの新世代モデル「S60」が登場するとのことですが、これに合わせて同車にはT8 Twinエンジンと電動モータを搭載したプラグインハイブリッドモデル(PHEV)として登場予定となっています。

具体的なパワートレインについては不明ながらも、内燃機関のみで最大出力400ps、最大トルク640Nmを発生し、ここにPHEVパワートレインを形成する小型電動機を組合わせることで、システム総出力415ps、最大トルク670Nmを発揮します(このスペックはあくまでもアメリカ仕様)。

その他については、ポールスターバッジやブラックのクロムエキゾースト、合金ホイール、ゴールドのブレンボ製ブレーキキャリパカバー、レザー&アルカンターラのスポーツシートを装備。

足回りについては、ポールスター製のマルチリンクサスペンションが装着され、快適性を保ちながらもスプリング&ダンパーを強化。
ストラットバート調整可能なショックアブソーバーのデザインは、「ポールスター1」と共通となっています。

ボルボによれば、PHEVを搭載した「S60」のソフトウェアには、燃料消費量と排気中性性能を向上させ、オートマティック・ギヤ・セレクションを改善するとのこと。
Henrik Greenの研究開発担当副社長によれば、このモデルは”エキサイティングなドライバのための車”と表現しており、全てのコンポーネントが連携して調整されていると述べています。

また、ボルボCEOのHakan Samuelsson氏も「電気自動車は私の未来である。今日は、ポールスターのパフォーマンスエンジニアリング力により強化された新しいボルボの電化モデルの時代を迎える。この戦略は自働車産業の将来と電気自動車の未来に私たちが共有することにしっかりと根付いている」と説明しています。

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