1966年のル・マンレースにて1~3位を独占した「フォードGT40 MkⅡ」がオークションに登場。予想落札価格は13.2億円

2020-05-26

1966年ル・マン24時間耐久レースのフォードはとにかく強かった!

1966年のル・マン24時間耐久レースにて、1・2・3位フィニッシュで圧倒的勝利を収めた「フォードGT40 MkⅡ」がオークションにて出品されることが分りました。
今回出品される個体は、3位にてフィニッシュしたシャシーNo.1016のモデルで、ホーマンムーディ・レーシングチームとなるアメリカンデュオのBruce McLaren氏とChris Amon氏によって操作された1台となります(その他はRonnie Bucknum氏&Dick Hutcherson氏とKen Miles氏&Denny Hulme氏のチーム)。


フォードが優勝したのは、フェラーリの裏切りのおかげ?

この年のル・マン24時間耐久レースでは、元々フェラーリとタッグを組んでレースに挑む予定でしたが、急きょエンツォ・フェラーリ氏がそのタッグを解消し、フェラーリ単独にて参戦することを表明。
もちろん、こうした裏切り行為に納得(フェラーリ自体がかなり自由なアクションを起こすことが多かった)のいかなかったフォードは、「フォードGT」の初期モデルにて見られた製品寿命や直線的な不安定性を改善し、信頼性を飛躍的に向上させました。

上記の懸念問題を払拭した「フォードGT40 MkⅡ」のパワートレインは、排気量7.0L V型8気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力485hpまでレーシングチューンアップし、結果的にル・マン24時間耐久レースではフェラーリを圧倒した怒りと憎しみが込められた究極の1台となっています。

なお、この個体は8月24日~25日にアメリカ・カリフォルニア州モントレーにて開催されるRM Sotherby’sオークションにて出品される予定で、予想落札価格は9.9億円~13.2億円となっています。

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Reference:autoclassics

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