Gunther Werksによってフルカーボンボディ仕上げされたポルシェ「911」がソーラーレッドにペイントされて登場

2020-05-26

予想外の仕上がりで登場したフルカーボンボディの「911」

以前、モントレー・カー・ウィークにて突如として登場したGunther Werks社によって仕上げられたフルカーボンボディのポルシェ「911(993)」ですが、このフルカーボンボディをわざわざグロスレッド系のソーラーレッドにペイントして新たに登場。

今回登場した「911(993)」は、10月27日に開催されるWeatherTech Raceway Laguna Secaにて開催のRennsport Reunion VI Porscheフェスティバルに登場することが決定しています。


足回りもブレーキング性能も大幅に向上

パッと見では、メタルボディに深みのあるレッドカラーがペイントされているように見えますが、実際にはカーボンボディの上にペイントされているので、せっかくのカーボンという要素が消えてしまったかのような何とも勿体ない仕上がりとなっています。

もちろんこのカーボンボディは、Gunther Werks社によって各フェンダー部を3インチほど幅広にし、タイヤ幅も必然的に極太に変化。
これにより、ハンドリング性能が改善され、更にはJRZとカーボンセラミック素材のブレンボ製ブレーキを装着し、強力なブレーキング性能が得られています。

インテリアは冗談抜きにスパルタン

インテリアはかなりインパクトの強い仕上がりに。
極限まで軽量化に拘り、チャコールグレーのアルカンターラとダークレッドレザーのバイマテリアルスポーツシート採用。
シートフレームにはカーボンファイバが使用されています。
その他にはチャコールグレーのセンターセクションを持ち、ダッシュボードやステアリングホイールもアルカンターラを採用していますね。

こちらの個体、実はリヤシートも準備されているのですが、これはあくまでもエマージェンシーシートなので、誰かを乗せられるほどのスペースは確保できていません(それでもカーボンファイバを使用してくるあたりは本当に変態)。
なお、リヤセンターシートには緊急消火器が常備されています。

搭載されるエンジンは、排気量4.0L 水平対向6気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力430hpを発揮します。
この個体は、世界限定25台のみ製造される予定で、一番最初にオーダーしたオーナーには既に納車しているとのこと。気になる価格帯は約5,780万円からとなっています。

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Reference:motor1.com