BMWの開発責任者はどうやら本気でスーパーカーを作りたいらしい。しかも「i8」ベースで600馬力発生

2020-05-26

「M1」の後継モデルが登場する?

BMWが唯一販売したスーパーカーモデル「M1」。
イタルデザイン・ジウジアーロによってデザインされた2ドアスポーツクーペモデルで、パワートレインは排気量3.5L 直列6気筒エンジンを搭載します。

今となってはかなり希少価値を持つ「M1」ですが、この個体に関してBMWグループの開発責任者であるクラウス・フロリッチ氏が、「i8」のカーボンファイバシャシーをベースにした最新スーパーカーの開発を検討していることが明らかとなりました。


ベースはやっぱり「i8」+PHVモデル?

彼にとって、BMWにてスーパーカーを開発することは”男の夢”であるとして、「かならずこの夢を実現させたい」と強くコメントしていたとのこと。
具体的なスケジュールは明らかになっていませんが、上記の通り、「i8」のカーボンファイバシャシーをベースとしつつ、低排気量でありながらもプラグインハイブリッドエンジンを搭載することで、システム総出力は600hpを発揮するモデルになることが予想される、とのこと。

加えて車体重量は、2,000kgに到達することは無いものの、スーパーカー市場において車体重量が1,500kgを超えることは、馬力を桁違いに上げない限りは生き残ることは難しいように思われ、恐らくBMWもこの辺りの要点はかなり注視しているのではないかと思われます。

ただ、そういったパフォーマンスの向上を図れば図るほどに、コストのウェイトが伸し掛かることは必然で、利益を重視するBMWの経営方針とは明らかに異なる方向に進んでいることは明白。
BMW Mのボスでもあるフランク・ヴァン・ミーエル氏も、以前に「M1」以来のスーパースポーツモデルを「作る必要性を感じない、っていうか興味無いし…」と強く否定していたため、まずはこの局面をどのように打破するのかが肝心なポイントになるのでは?と思ったりしますね。

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Reference:CARSCOOPS