メルセデスベンツAMG「GT63 S 4Matic+」がニュルにて7分25.41秒を記録。4ドアクーペとして最速記録を樹立【動画有】

2022-06-29

あの「GT4ドアクーペ」がニュル最速記録を更新?

メルセデスベンツAMGのトップレンジモデルとなる「GT63 S 4Matic+」が、ドイツ・ニュルブルクリンクサーキットにてタイムアタックチャレンジを行ったところ、7分25.41秒という記録を樹立しました。
この記録は、以前に市販車最速記録を更新したランボルギーニ「アヴェンタドールSVJ」の6分44.97秒に比べると約40秒程遅い結果となりますが、メルセデスベンツとしては”4ドアクーペモデル”として最速記録を樹立したと説明しています。


なぜ4ドアセダンとして記録を残さないのか?

っというのも、本来ならば現在4ドアセダンモデルとして最速記録を持つ、世界限定300台のみ生産のジャガー「XE SVプロジェクト8」の7分21.23秒を更新する流れになっていたと思うのですが、結果としてメルセデスベンツはこの記録を更新することができず、”4ドアセダン”ではなく”4ドアクーペ”に置き換えたのではないかと考えられます(半ば強引なやり方ではありますが…)

正直なところ、この「GT63 S 4Matic+」を4ドアクーペと呼ぶこができれば、4ドアセダンと呼ぶこともできるので、この辺りは各々考え方次第だとは思いますが、ここまでニュル最速記録と呼ぶに疑問を抱く結果というのも、中々に珍しいのではないかと思います。

それでもスーパーカーに匹敵する速さ

なお、「GT63 S 4Matic+」のこの記録は、同社「SLSブラックシリーズ」(7分25.67秒)や、フェラーリ「エンツォ・フェラーリ」(7分25.21秒)、そしてランボルギーニ「アヴェンタドールLP700-4」(7分25秒)に相当する速さということで、スーパースポーツモデルと十分に競えるスペックにあることは確か。
個人的には、ジャガーに一歩及ばずだったと謳った方が潔くてカッコいいと思うのですが、無理やり”4ドアクーペ最速”と謳われても「無理やり感がハンパ無い…」とかえって印象を悪くしそうな予感はしますね。

なお、今現在のニュルブルクリンク市販車両ラップレコードランキングは以下の通り。

【ニュルブルクリンク・ラップレコードランキング(市販車両)】
1. ランボルギーニ「アヴェンタドールSVJ」・・・6分44.97秒
2. ポルシェ「911GT2RS」・・・6分47.3秒
3. ランボルギーニ「ウラカン・ペルフォルマンテ」・・・6分52.01秒
4. ポルシェ「918スパイダー」・・・6分56.08秒
5. ポルシェ「911GT3RS」・・・6分56.4秒
6. ランボルギーニ「アヴェンタドールSV」・・・6分59.73秒
↓↓↓レーシングモデルの周回記録↓↓↓
(番外1). ポルシェ「919ハイブリッドEvo」・・・5分19.55秒
(番外2). ポルシェ「956C」・・・6分11.13秒

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Reference:CARSCOOPS