ポルシェ「カレラGT」のレプリカモデルが約190万円にて販売中。ベースモデルは一体なに?

2020-05-27

あの「カレラGT」が200万円以下で買える?!

インターネットオークションサイトeBayにて、ポルシェのV10エンジン搭載モデルとなる「カレラGT(Carrera GT)」が激安の約190万円にて販売中。
ただ、よ~く見てみるとその顔つきやスタイリングは「カレラGT」っぽいものの、明らかにレプリカモデルであることがわかりますね。


レプリカのベースとなったモデルとは?

実はこのレプリカモデルの「カレラGT」、ベースは1984年にGMより発売されたコンパクトミドシップスポーツカー「ポンティアック・フィエロ」となっています。
あまり聞き慣れない名前ではありますが、実はこの個体、アメリカでは初となる量産型ミドシップスポーツモデルとして登場し、当時は大きな話題を呼んだ一台でした。

しかし、肩書はスポーツカーではありますが、GMの悪しき風習にある徹底した既製パーツを流用するあまり、その走りやエンジン性能は全くと言って良いほどにスポーティではなく、その上”最も火災発生率の高い車”という汚名を着せられた一台でもありますね。

そんないわくつきとも言える「ポンティアック・フィエロ」ベースの「カレラGT」レプリカ版ですが、搭載されるエンジンは排気量5.7L V型10気筒自然吸気エンジンではなく、もともと搭載されていた排気量2.8L V型6気筒エンジンをそのまま流用しています。

サイドから見てみるとこんな感じ。
「カレラGT」に倣った複雑なプレスラインを持つボディと、ダクトも設けられていて製作時間を相当に費やしたことがわかります。

リヤデザインもかなり完成度高いですね。
マフラもしっかりと両サイド1本だしのデュアルタイプで再現していますし、スポーティな雰囲気がひしひしと伝わってきます。
おそらく足回りも相当にいじっていると思いますが、どの程度まで走行性能が向上したかは一切不明となっています。

内装もかなり寄せているが…

インテリアもそれなりに力を入れていますね。
センターコンソールは若干チープでボタン類もかなり省略化していますが、見た目とざっくりとした雰囲気は「カレラGT」に似ていると思います。

シートはダークローズとブラックのバイカラーに設定したスポーツシートですが、すわり心地は相当にカタイとのこと。

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Reference:CARSCOOPS