これは予想してなかった。ル・マンレースのハイパーカークラスに3シータスーパーカーでお馴染み「SCG 007」が参戦
ル・マンハイパーカークラスにまさかのSCG社が参戦
ル・マンとFIA世界耐久選手権にて計画されている新しいLMP1クラスの代わりとなるハイパーカークラスにて、アメリカのSCG(Scuderia Cameron Glickenhaus)社が新しい規制の下でハイパーカークラス専用モデル「SCG007」にて参戦すると正式に発表しました。
SCG社といえば、映画製作や金融関係等の経営も務めるJames Glickenhaus氏によって設立されたメーカで、先日マクラーレン「スピードテール」と同じ3シータスーパーカー「SCG004S」を発表していましたが、今回ハイパーカークラスにて登場する予定の「SCG007」は未だ具体的なスペックは明らかにされていない状態となっています。
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ハイパーカーなのに低予算で本当に作れるの?
ちなみに、今回のハイパーカー・プロトタイプクラスについて、各メーカ2台準備するにあたり、約25.5億円の目標予算にて合意を得たことが報告されています。
元々、今年6月には31億円~38億円という初期予算にて申請していましたが、FIAは大きなコスト削減が行われない限り規則を採用しないという北アメリカのIMSA運営機関の後押しを受け、これらの数字を再考するように奨励されたとのこと。
なお、メーカや専門コンストラクターから車を購入する可能性のある民間参入者に対しては、約20.4億円の予算を与えると言われています。
また、ハイパーカー・プロトタイプクラスはLMP1クラスの代わりとなる以上、理想的ともいえる徹底的なコスト削減と、与えられた条件の中での驚異的なスペックのもとでの開発を余儀なくされるため、以前のLMP1では、アウディやポルシェといったフォルクスワーゲングループが約222億円というとんでもない予算を”毎年”費やしていたので、「こんなふざけた予算があるか!」と考えたFIAとしては、どこまでハイパーカークラスが先進的な技術を持って低予算で高品質のものを造り上げていくかがポイントとなっています。
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Reference:CARSCOOPS