三菱・新型「デリカD:5」追加情報&こぼれ話。Adblue尿素SCRシステムのプチ情報?ウィンカー音はどうなる?ガソリンモデルはまさかの廃番に【動画有】

2020-05-27

まだまだ気になる新型「デリカD:5」情報

さて、連日に渡って三菱・新型「デリカD:5」の追加情報&こぼれ話を公開してきましたが、今回記載する内容をもってそろそろ2回目の新型「デリカD:5」まとめ記事を作成していきたいと思います。
前回の記事では、インテリアにディーラオプションと装備されるナビゲーションディスプレイや、セールスさんの新型「デリカD:5」研修時に登場した他社比較モデル、そして安全装備の詳細について明らかにしました。

実はまだまだヒヤリング情報が展開し切れていないということもあり、お伝えしたい情報もたくさんあるのですが、今回は新しく採用されるAdblue(アドブルー)尿素SCRシステムウィンカー、そして私自身が現行「デリカD:5」を試乗しての感覚とセールスさんが新型モデルを試乗しての比較をほんの少しだけ情報を絞り込んで紹介していきたいと思います。

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Adblue尿素SCRシステムについて

まずは、新型「デリカD:5」に搭載されるAdblue尿素SCRシステムについて。
新型「デリカD:5」のパワートレインは、4N14(コモンレール式DI-Dインタークーラーターボチャージャー付)となる排気量2.2L(厳密には2.3L?)直列4気筒ディーゼルターボエンジン(現行と変わらず)と”アドブルー”と呼ばれるAdBlue尿素SCRシステムが採用され、最高出力146ps(107kW)/最大トルク380Nmになるとのこと(ほぼ暫定)。
現行モデルは最高出力148ps/最大トルク360Nmとなりますが最高出力は若干低くなりますが、トルクは太くなるとのことで力強い走りを提供している、とセールスさんも説明していました。

アドブルー搭載モデルは乗用車として2番目、ワゴンとしては初

この尿素を使ったシステムは、大型車両やダンプカーではよく使用されているものの、乗用車としてはトヨタ「ランドクルーザー」のディーゼルモデルに次いで2番目になります。
但し、ワゴンモデルとしては新型「デリカD:5」が一番最初になるとのこと。
そして、将来的には様々なディーゼルモデルも尿素システムをどんどん採用していく予定とのことで、その先駆けとしてトヨタ「ランドクルーザー(ディーゼル)」や新型「デリカD:5」が存在しているわけですね。

ちなみに、AdBlue尿素SCRシステムの役割はディーゼルエンジンより排出されるガスを、尿素の力によって浄化する機能を果たすため、必然的に”尿素を消費”しなければなりません。
ディーラで情報によれば、新型「デリカD:5」に搭載される尿素タンク容量は16Lであるとのことで、この尿素の消費量は約1,000km/Lと言われています。
従って、尿素の補充目安は16,000kmになるわけですね。

また目安として、燃料タンク内の尿素が残り2L程(航続距離2,000km未満)になると、インフォテイメントディスプレイに交換の警告アナウンスが出るようになっているとのこと。

尿素が無くなったらどうなるの?

なお、タンク内の尿素が全て無くなってしまった場合でも、一応走行は可能とのことですが、この時点でエンジンを止めてしまうと、エンジン再始動は不可能になるとのことなので注意が必要です。

ちなみに、補充方法については最寄りのディーラにて交換メンテナンスを依頼するか、自身で交換することも可能。
参考のため、「AdBlue(アドブルー)尿素SCRシステム専用高品位尿素水(1箱10L)」はモノタロウ等のインターネット通販にて2,000円以下にて販売していますし、近くのガソリンスタンドやホームセンターなどの量販店でも購入が可能ですし、補充依頼も可能とのこと。
なお、セールスさんの意見としては、もしも尿素を誤ってこぼしてしまった場合は、匂いが充満して周りに迷惑をかけてしまうのでやはり整備の人間やディーラにて依頼した方が安全で確実とのこと。

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ガソリンモデルは現行モデルを併売、最終的には廃番に

今回のビッグマイナーチェンジに際して、ガソリン仕様については、現行モデルをしばらく併売するという話でしたが、これについてはセールスさん情報によればガソリンモデルはいずれ廃番になるとのこと。つまり、今現在併売しているガソリンモデルをもって、新型「デリカD:5」ではガソリンモデルがラインナップされないので、駆け込みで現行モデルをオーダーしているユーザーも多いとのこと。
但し、ガソリンモデルが廃番になった後の流れとしてPHEVモデルのラインナップ拡大という情報が展開されていますが、これについても明確な情報が無いため、今は何とも言えないとのことでした(ただ、ステアリングが既に「アウトランダーPHEV」風になっているので、PHEVモデルは登場してもおかしくないとか…)。

ちなみに、新型モデルの予約開始を予定している11月中であれば、現行のディーゼルモデルの最終生産枠を確保しているため、「現行モデルに乗りたい!」という方はまだオーダーが可能となっています。

あの気になるウィンカー音について

続いて新型「デリカD:5」のウィンカー(方向指示)音についてですが、これは現行モデルと変わらないとのこと。
実は先日のセールスさんのヒアリングに加えて、「デリカD:5”JASPER(ジャスパー)”」にも試乗させていただいたのですが、試乗で真っ先に気になったのがこのウィンカー音。
”ピッ、ピッ、ピッ…”という軽自動車のような安っぽいウィンカー音がどうしても気になってしまい、これについては特に変更されないというのが非常に残念なポイントでもありましたね。
以下の動画の最初のウィンカー音がその気になる音になります(っというかウィンカー音を変更できるということに驚き)。

【三菱・デリカ:D5 方向指示音変更】

パドルシフトにもちょっと問題が…

あと、試乗の際に気になってこととしては、非常にロングな設計になっていたパドルシフト。
実はこのパドルシフト、ディーゼルエンジンの回転数を3,000~4,000回転まで回しながら走っていると、(かなり細かいんですけど)パドルシフトがめちゃくちゃ振動するんですよ…
そりゃエンジンの回転数が高ければその分サウンドも大きくなりますし、振動も車内へと伝わってくるのは至極当然の話なのですが、セールスさんの情報によれば、新型はかなり静粛性に強くこだわっていることもあって、高回転でエンジンを回しても車内は非常に静かで、パドルシフトに伝わる振動もほとんどないとのこと。この辺りの改善は非常に大きいポイントだと思いますね。

あとは乗り心地についてですが、競合モデルとなるトヨタ「アルファード/ヴェルファイヤ」に比べると比較的カタめで、しっかりと体をホールドしているような印象を受けました。
そして足回りのサスペンションもカタめに設定されているので、フワフワした印象も無く非常に乗りやすい感じでした。
ですが、新型モデルではもう少しサスペンションもカタめで、シートのサポート性も更に向上しているとのことなので、より視点が安定して運転も楽になるとのことです。

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