ベントレー大ピンチ。欧州の新排ガス基準となるWLTP規制をクリアできず売り上げも減少し負のスパイラルに
ベントレーがWLTP規制をクリアでない?!
イギリス高級自動車メーカであるベントレーは現在、欧州が定める最新排出ガス基準となるWLTP(Worldwide harmonized Light Vehicle Test Procedure)規制を満たしたモデルが無く大きな危機に立たされています。
っというのも、Automotive News Europeのレポートによれば、ベントレーは今年最初の9か月間で前年同期比11%減となる僅か6,643台しか販売できておらず、約175億円の損失を計上したために、ベントレーCEOのAdrian Hllmark氏は物事の優先順位の付け方を誤ったことから、WLTP規制をクリアする対策をとれていなかったとのこと。
何かと負の連鎖が続くベントレー
しかも、ベントレーは様々な問題が祟ってしまったのか、元々市販予定であったSUVモデル「ベンテイガ」のPHV(プラグインハイブリッド)版も販売を2019年3月まで遅らせることになり、一方でその事の発端となったのがベントレーにとって主力ともいえる「コンチネンタルGT」がWLTP規制をクリアできなかったことが大きな原因だと言われています。
今回の問題について、ベントレーを所有するフォルクスワーゲングループの最新の財務報告によれば、「コンチネンタルGT」のWLTP規制対策遅れと為替相場の問題が、2018年のこれまでのベントレーの損失の最大要因であると示しており、加えてベントレーが使用するパーツは共用パーツではなくオリジナルが多い為どうしてもコストが高くなってしまいます。
とりあえずベントレーがクリアしなければならない問題は、WLTP規制をクリアすることで、これを満たさなければ販売台数を伸ばすことはもちろんのこと、主力市場ともいえる欧州での販売が出来なくなってしまうので、一刻も早く対策を講じなければなりませんね。
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Reference:motor1.com