ホンダが「HR-V」をベースにしたEVクロスオーバー「Everus VE-1」が中国にて販売スタート。航続距離は340kmで、価格は約280万円と意外とリーズナブル?

2020-05-27

「HR-V」ベースのEVクロスオーバー「Everus VE-1」が発売スタート

ホンダは現在、EVモデルのラインナップ拡大を目指しコンセプトモデルとして登場した「Urban EV」の開発を進めていますが、中国においては、ジョイントベンチャーパートナーである広州自動車グループのサポートを受けながらも今年12月に向け最新EVモデル「Everus VE-1」が発売され、既に生産準備に取り掛かっています。


航続可能距離は340km、中国では十分すぎるスペック

この100%電気自動車モデルとなる「Everus VE-1」は、サブコンパクトクロスオーバー「HR-V」をベースにしたモデルで、最新技術による53.6kWhのリチウムイオンバッテリーを採用することでフル充電時の航続可能距離は340kmを達成。
電気モータをフロントアクスルに搭載することでシステム出力は163ps/280Nmを発揮します。

車体サイズは、全長4,308mmでホイールベースは2,610mmとコンパクトですが、既に発表されている韓国・現代自動車「コナ・エレクトリック」に置き換わる重要モデルでもあります。

中国では初となるEV車両のシェアリングサービス進出

「Everus VE-1」は、基本的に2018年4月に発表されたコンセプトモデルからインスパイアされており、走行モードは「ノーマル(N)/スポーツ(S)/バッテリセーバー(B)」を備え、ルイ・チーダの電気自動車シェアリング事業への進出計画も進められているのですが、電気自動車がシェアリングサービスに進出するのはこのモデルが初めてとなります。

気になる価格帯についてですが、約280万円とリーズナブルで、電気自動車の政府補助金も含まれているとのことですが、従来のガソリンモデルである「HR-V」に比べると約70万円割高になると言われています。

なお、ホンダは元々EVの開発経験が無かったため、中国最大のバッテリメーカであるCATLまたは現代のAmperex Technologyと提携し、世界的な野心をもった電気自動車プログラムを提供すると発表しています。
加えて、今後のホンダの計画としては、2030年までに同社の総売上高の65%にハイブリッドやプラグインハイブリッド(PHV)、EVを占めていくと説明しています。

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Reference:autoevolution