BMW「今後はマトリョウシカのようなデザインは避けていく。一つ一つが個性的で魅力的なモデルを作っていくぞ!」

2020-05-27

BMWのデザインはマトリョウシカ?

ドイツの有名自動車メーカ・BMWといえば、その象徴ともいえるキドニーグリルが特徴的で、老若男女問わず様々な層からも人気の高い高級車となっています。
そんなBMWのデザインやスタイリングにおいて、同社設計責任者であるAdrian van Hooydonk氏は「BMWのラインナップモデル全てがそれぞれ異なるデザインを持ち、個性を持った一台にしていきたい」と語り、現在のラインナップモデルは8~1シリーズとグレードが低くなる(番号が若くなる)につれて、マトリョウシカのような同じデザインになっている。と説明しました。


ブランドの象徴的なデザインがマイナスイメージをもたらしている

良く言えば、BMWというブランドのアイデンティティ(BMWであればキドニーグリル、レクサスであればスピンドルグリル等)を固めることで、より統一されたモデルとしてラインナップされているという捉え方もできるのですが、別の言い方をすれば、安易なデザインの使い回しが明確に表れており、こうした安易な発想と悪しき風習を断ち切りたい、というのがBMWの考えになっているとのこと。
具体的には、最近発表されたばかりの新型「3シリーズ/X5/X7/Z4」といったモデルたちのように、それらを並べても全く同じようなデザインに見えない、そのモデルにしか無い個性を活かしたデザインを展開していくことがBMWの今後の大きな課題になっています。

既にこういった風習を断ち切っているのが韓国・現代自動車(その他にもアウディやメルセデスベンツも検討中)らしく、一つ一つのモデルを見ても全く退屈しない個性あふれるモデルばかりがラインナップされているということで、BMWもこれに倣う必要があると説明しています。

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Reference:motor1.com