「100台の注文があれば生産するよ~」とほのめかしたポルシェ「ケイマンGT4ラリー」→本当に生産スタートすることが決定!

2020-05-27

あのラリーコンセプトがまさかの市販化に

2018年8月頃、ポルシェはラリー専用モデルとなる特別コンセプトの「ケイマンGT4ラリー」を公開し、更にこのモデルが100台の注文を受けることが確定したら生産することができるとほのめかしていましたが、つい先日公式的に同車を生産スタートすることを発表しました。

正直、ほとんどの人が「こんなコンセプトモデル市販化されないよ!プン!」と否定的な意見が多かったとのことですが、それを良い意味で裏切ってくれるのがポルシェと言いますか…まさか本当に市販化(正しくは100人ものオーダー)に漕ぎ着けるとは全く想像もしていませんでした。


ただし公道走行は不可。スペックも不明

このモデルは、前世代モデルとなる「ケイマンGT4クラブスポーツ(Cayman GT4 Clubsport)」をベースにしていて、パワートレインも排気量3.8L 水平対向6気筒エンジンを搭載し、最高出力385spを発揮する可能性が高い?と言われてきましたが、実際にはそのスペックは明らかにされていません。

しかし、以前にポルシェは「718ケイマンGT4クラブスポーツ」のパワートレインを見直すために、排気量3.8L 水平対向6気筒エンジンはそのままに、最高出力425ps/最大トルク425Nmへとチューニングアップし、更にはデュアルマスフライホイールとレーシング用に最適化された電子制御ユニットを持つ6速PDKトランスミッションとペアにすることを明らかにしたため、もしかすると、このパワートレインを今回100台限定にて生産する「ケイマンGT4ラリー」にも適用させるのかもしれません(もちろん確定事項ではないため、また異なるスペックの可能性もある)。

なお、「ケイマンGT4ラリー」は、先にも挙げたとおりラリー専用モデルとなるため公道での走行は不可能。
FIA R-GT規制を満足するように設計されており、2020年レースシーズンにも参戦できるように準備が進められていることも明らかにしています。

また、この週末にはオーストリアのGPアイスレースにて「ケイマンGT4ラリー・コンセプト」が特別に登場し、雪や氷の上にて走行する等の特別なパフォーマンスを発揮しています。

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Reference:CARSCOOPS