ランボルギーニ初のハイブリッドハイパーカー「シアン(Sian)」。世界に1台だけ存在する「ソニア(Sogna)」に結構似ていた件【動画有】

2020-05-27

~衝撃デビューを果たした「シアン」。意外にもあのモデルにそっくりだった件~

昨日、ランボルギーニが世界限定63台のみ発売したハイブリッドハイパーカー「シアン(Lamborghini Sian)」。
モデルベースは「アヴェンタドール」で、デザイン性は常軌を逸したものがあり、まるで戦闘機の様なデザインを持つこともあって価格は驚異の約3.8億円と非常に高額ながらも既に完売済みとなっています。

そんな過激モデル「シアン」ですが、個人的な感想として「何かどこかで見たことあるようなデザインだなぁ」と思っていたところ、よくよく考えてみたら世界限定1台のみ誕生した幻のモデルとなるランボルギーニ「ソニア(Sogna)」に似ていることがわかりました。


~ところで「ソニア」って何?~

ランボルギーニ「ソニア」は、イタリア語で「夢」を意味したモデルで、スイス・ジュネーブモーターショー1991にて世界初公開された、スーパーカーの代名詞ともいえる「カウンタック」の進化版コンセプトとなっています。

「カウンタック」のボディを造り替えた形で世界限定販売する予定だったのですが、そのあまりにも複雑すぎる造形が、当時の製造技術ではかなり難しく、現実的ではなかったとのことで、販売までには至らなかったとのこと。
ちなみに、この個体をデザインしたのは、日本人デザイナーである山崎亮志 氏となります。

特徴的なカーキっぽいボディカラーはもちろんですが、その流れるようなボディラインは「ソニア」の要素を取り入れているようにも思えます。

ちょっと「ソニア」の話に戻すと、このモデルはジュネーブモーターショー1991にて公開されたサンプルモデル1台のみしか誕生しておらず、その個体が後に実走可能な個体として、エッセンモーターショー1994にて登場。
もちろん、車体形状はジュネーブにて公開された形状から変更されることなく、パワートレインが搭載された形で再登場。

~「ソニア」の価格は「シアン」並みに高額だった~

パワートレインは、「カウンタック」から譲り受けた排気量5.2L V型12気筒エンジンを搭載し、最高出力450ps、最高速度は300km/hと公表していましたが、実際にはそこまでの速度に到達するかは不明。

ちなみにこのモデル、今現在は不明ではあるものの、以前までは大阪府守口市にあるエンマンコーポレーションさんにて販売されていたもので、元々はクルマの良さを知っていただくために公開展示されていたとのこと。

中古車市場価格は当時”ASK”となっていましたが、過去に海外中古車サイト「ジェームズ・エディション」にて販売されていたときは、約3.4億円にて販売されていたそうです。

【Lamborghini Sogna Test Run 1/2】

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