イタリア警察車両として採用されたスズキ新型「ジムニー・シエラ」の細部含めインテリアも明らかに!トランスミッションはまさかのMT!インド警察にも採用されるとの噂も【動画有】

2020-05-27

~見れば見る程”カラビニエリ”仕様の「ジムニー・シエラ」は反則級にカッコいい~

以前、スズキ新型「ジムニー・シエラ(Suzuki Jimny Sierra)」がイタリア軍事警察「カラビニエリ(Carabinieri)」の警察車両として10台採用されたという記事を紹介しましたが、このモデルの細部やインテリアも明らかになった動画が公開されています。

今回採用された「ジムニー・シエラ」の警察車両は、フォカッチャグループによって警察艦隊車両の仕様に準拠された特別なボディカラーに塗装されているとのことで、ホワイトのトップルーフとArma Blueと呼ばれる伝統的なデュアルトーンカラー(レッドのアクセントもかなり良い感じ)を採用しています。

以前は、ざっくりとした外観のみをご紹介しましたが、今回は外観含めインテリアの細部についてもチェックしていきたいと思います。

▽▼▽関連記事▽▼▽


~「ジムニー・シエラ」はコスパにも優れたオールラウンダーな個体なのかもしれない~

イタリア警察といえば、スポーツカー/スーパーカーといった非常に馬力の高いパワフルな個体を警察車両として採用しているイメージが高いのですが、今回「ジムニー・シエラ」が採用された理由の一つとしては、”非常にコンパクトでありながらも、オフロードにおいて高い走行性能を発揮できるから”ということも挙げられているとのことで、悪路などでも犯人が逃げ回ったり、自然災害等の影響で車両での捜査が必要になった際に重宝されるそうです。

そんなイタリア警察のお墨付きでもある新型「ジムニー・シエラ」ですが、フロントエンドには2つのnano LEDダウンライトが搭載され、交互に点滅する仕組みとなっています。
それ以外については純正を維持したままとなっていますね。

その他にもトップルーフにはブルーのLEDパトライトが装着され、クルーズライトの機能としても活用可能に(内側でも外側からでもパトライトを点滅させることができる)。

そしてこちらが最も気になっていたリヤデザイン。
リヤエンドには”Jimny”のバッジはなく、その代りとしてカラビニエリの専用エンブレムが貼付されるという豪華仕様となっています(これはシンプルにカッコいい)。
またリヤハッチガラスにも”CARABINIERI”のデカールが貼付されていますね。

イタリア軍事警察の施設内を縦横無尽に走行する「ジムニー・シエラ」。
悪路においても高い走行性能を発揮できることを証明するためのパフォーマンスが実演されたそうです。
ちなみにこのモデルを操作していた男性も笑みを浮かべていたのが、動画でも確認できます。

~トランスミッションはまさかの5速MT仕様だった!~

そしてこちらがインテリア。
何と、トランスミッションはまさかの5速MT仕様!
てっきり4速AT仕様を選択しているのかと思いきや、今回採用されたモデル10台全てが5速MTとのこと。
なぜMTが採用されたのかは明らかにされていませんが、もしかしたらイタリア警察特有の理由があったのかもしれませんね。

また、オフロードでの走行も考慮して室内にはゴムマットも装備され、消火器やスノーチェーンセット、オフロード専用タイヤも装備されています。

各種ライトの設定はダッシュボード中央に配置されており、フロントシート(運転席/助手席)に座った人物の何れかがすぐに操作できるように配慮されいているところもポイント。

天井にはパトライト点滅スイッチや何かのリモートコントロールスイッチのようなものも装備されていますね。

なお、今回はイタリア警察に新型「ジムニー・シエラ」が採用されましたが、今後はインド警察でも採用される可能性があるとのことで、新型モデルがインド市場にて販売されていない中でこういった働きがあるということは、もしかするとインド市場でも市販化される可能性がありそうですね(その分納期の面でまた問題が発生するかもしれませんが…)。

【Could the Suzuki Jimny join the Indian Police fleet? | Makes way into the Italian police fleet】

☆★☆新型「ジムニー/ジムニー・シエラ」関連記事5選はコチラ!☆★☆