さよならポルシェ「911(991世代)」。最後に生産された991世代は「911スピードスター」、何と991世代だけで約23万台も生産された模様!
~「911(991世代)」はポルシェの歴史に残る最高のパフォーマンスモデルだ~
2018年11月末のロサンゼルスオートショー2018にて、新世代モデルとなるポルシェ新型「911(992世代)」が発表されて1年が経過しましたが、遂に先代モデルとなる「911(991世代)」の生産が完全に終了しました。
「911シリーズ」の中でもベストセラーと言っても良い991世代ですが、最後に生産された991世代モデルは「911スピードスター」で、991世代の総生産台数は全233,540台にも上るとのことです。
~991世代では新たな技術が多く盛り込まれ、992世代につなぐために挑戦し続けてきた~
なおポルシェの最高研究開発責任者であるMichael Steiner氏によると、991世代はパフォーマンスやドライバビリティ、効率面で新しい基準を設定してきたとのことで、ポルシェとしてもこの世代のモデルはポルシェ自身に留まらず、顧客にも大きな喜びを与えてきたと振り返っています。
ちなみに、2011年にアルミとスチールの複合材料にて作られた軽量ボディが採用されたのも先代の991世代だったそうですが、このほかにも100mm程延長されたホイールベースやオプションにてロールの安定性を強化するポルシェダイナミックシャシーコントロールが導入される等、新しい技術を数多く取り入れては、常に最新で最高のパフォーマンスを提供してきました。
992世代では、更に革新的な技術を多く取り込んでいますが、991世代の技術が無ければここまで成長することも無かったのではないかと思いますね。
~その中でも最も印象的だった「911(991世代)シリーズ」は?~
なお、個人的に最も印象に残っているポルシェといえば、過去に友人が所有していた「911GT3RS」。
助手席に試乗した際、とんでもない恐怖に加えて「今自分はとんでもないスポーツカーに乗せてもらっている…」という興奮と感動、そして幸福感に包まれていたことを今でもはっきりと覚えています。
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あのときの感情は、フェラーリやランボルギーニ、マクラーレンでは味わえない独特のものがあり、改めてコーナーへと突っ込むときの恐怖心と幸福心の究極の境目を体感できたのはポルシェ「911GT3RS」だけだと認識しています。
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Reference:CARSCOOPS