【公道を走る戦闘機】世界限定10台のみ販売されたアポロ新型「IE(Intensa Emozione)」がアメリカにて初公開!何と北米に2台、マレーシアには1台納車される模様

2020-05-27

~遂にアメリカ市場でも「IE」の量産モデルが公開!~

昨年11月、日本のビンゴスポーツにて先行初公開されたアポロ「IE(Intensa Emozione)」。
このモデルは、グループCレーシングカーを公道にて走行を可能にすることをコンセプトに設計された、スーパーカーモデルの中でもエクストリームなデザインを持つ個体となります。
そして、元々ドイツの企業でもあるグンペルト(過去にアポロを製造)を香港の企業が買収したことにより、アポロ・オートモービルという会社名へと変更し、”アポロ・オートモービルとして発売した記念すべき初の公道スーパーカー”となります。

新型「IE」は、世界限定10台のみ販売された非常に希少な個体ですが、その中で既に量産モデルとして世界で一番最初に納車された「IE MLカメレオン・ゴールデンドラゴン」が、アメリカにて特別公開されています。


~「IE MLカメレオン・ゴールデンドラゴン」はある意味芸術モデルかもしれない~

コチラが実際に公開された「IE MLカメレオン・ゴールデンドラゴン」。
この角度から見ると”まさにゴールド”なのですが、見る角度によってはゴールド以外にもピンクやパープル、レッドといった様々なカラー(マジョーラカラー?)に変色していることから、カメレオンというカラー名称が付いているのでしょうが、もはや車ではなく芸術作品レベル。

ちなみに、ボディパネルはフルカーボン仕様となっているため、実質的にはカーボンにカラーを盛り込んていることを考えると、そのオプション費用はとんでもなくかかっているでしょうね。
もしかしたらボディカラー代だけで1,000万円は優に超えているかもしれません。

こちらはリヤデザイン。
とても公道を走行できるようなデザインではなく、まるで戦闘機のようなエクストリームデザイン。
レッドのピンストライプの主張も凄いですが、このゴールドカラーに上手くマッチしているように感じます。

~リヤマフラーはオプション費用で約750万円という衝撃~

そしてこちらはセンター3本出しの特殊マフラー。見るからに高そうですし、男心をくすぐる過激デザインですね。
このマフラーに設定するだけオプション費用が約750万円とのことで、レクサス「RX」やBMW「4シリーズ」が購入できるレベル。

~インテリアにもゴールドをふんだんに使用~

インテリアはこんな感じ。
ステアリング周りやセンターコンソール、ダッシュボードにはゴールドを採用。
見るからに普通ではないカラーリングですが、これも相当なオプション費用が発生しているのでしょうね。
ちなみにオーナーさんはアジア人とのことで相当なドラゴン好きのようです(自身に身に着けているアクセサリ系もドラゴンのデザインが多め)。

シートはオーナーの体格に合わせて設計されたワンオフレイアウトで、無駄なパーツを一切装着しないスパルタン仕様となっています。このあたりは「マクラーレン・セナ(McLaren Senna)」に似た部分でもありますね。

足元のペダル類もゴールド仕上げ。
更にフロア部分はカーボン仕上げというクレイジー仕様。
下手に靴履いて乗り降りできない…

アポロ「IE」の気になるパワートレインについてですが、フェラーリ「F12tdf」にも採用された排気量6.3L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力780hp/最大トルク759Nmを発揮。

直線的なパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間は2.7秒、最高時速は330km/hにまで到達します。
車体重量は1,250kgと驚異的な軽さを実現するだけでなく、300km/hに到達する際のダウンフォースは「マクラーレン・セナGTR」よりも強力な1,350kgを発生します。

ちなみに「IE」は、世界限定10台のみ販売された個体ですが、そのうちの2台は北米に、1台はマレーシアに納車される予定とのことですが、それ以外は未だ明らかにされていません。

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Reference:MotorAuthority