人生終わった…納車直前のフォード「マスタングGT」をフォード・ディーラーの整備士が勝手に試乗→フロントを大破する大事故で廃車→整備士は即クビに

2020-05-27

~ゴリゴリに改造していたほぼ新車の「マスタングGT」を整備士が勝手に試乗していまい…~

アメリカ・コロラド州のフォードディーラーにて、ほぼ新車として購入し、納車を直前に控えていたフォード「マスタングGT(Ford Mustang GT)」を、フォードのディーラー整備士が試乗した際、あまりのパワーによって制御不能となり、そのままフロントエンドやエンジンを損傷する大事故が発生。

実はこのモデル、オーナーがディーラー在庫車を購入した後、更に追加でスーパーチャージャーを(ディーラーにて)搭載した改造モデルとのことで、相当パワーアップしていたそうです。
走行距離も僅か428kmと非常に少なく、傷も全くついていないほぼ新車の個体だっただけに、整備士によって事故→大破したことを知らされたオーナーのマーク・グレイジ氏は大ショック。


~案の定フォードの整備士は即クビに~

今回整備士が行った試乗は、ディーラーにて定められたテスト走行ではなく、あくまでも整備士自身が興味本位で行ったことであったとして、フォードディーラーのGMであるハリー・ジョンストン氏の判断により、彼の不注意な運転であったとして警察にも引き合いに出し、即クビにしたそうです。

上の画像を見てもお分かりの通り、フロントバンパーも完全に外れてしまい、原形が全く分からないレベルで大破していることがわかりますね。

エンジンも一部モゲていることがわかります。

こちらが事故で大破・廃車する前の「マスタングGT」。
もうすぐ納車を控えてワクワクしているときに、このような事故が起きたことは非常に残念なことです。
なお、ハリー・ジョンストン氏の説明によれば、このオーナーが支払った頭金や残ったローンに関しては、全てディーラー側が負担していて、オーナーは少しの追い金を支払って別の個体を購入したそうです。

~オーナーが待ちに待ち続けた「RS Q8」が僅か1か月足らずで廃車に~

アウディの最上位スポーツSUVモデルで、更にニュルブルクリンクサーキット・ノルドシュライフェでは量産SUV最速記録を更新(7分42.2秒)した新型「RS Q8」ですが、何とこのモデルがオランダのオーナーに2020年1月4日に納車されてわずか3週間程(1か月以内)しか経過していないにも関わらず、Reeuijkの川に突っ込んでしまい水没→即廃車となってしまったようです。

ドライバは幸い無事でしたが、詳細となる情報は明らかになっていないものの、車両に目立ったような傷が無いことから、川付近の一部舗装されていない道を走行中、居眠り運転もしくはわき見運転により、誤って川に突っ込んでしまった可能性がありそうですね(待望の最上位モデルなので、居眠りしていた可能性は限りなく低そうだが…)。

しかもこのオーナー、オランダの馴染みのディーラにて一番最初に納車されたにも関わらず、今回どこよりも早く事故→廃車にしてしまうという結果となり、相当にショックを受けているとのこと。

ちなみに新型「RS Q8」のオランダ市場価格は、ランボルギーニ「ウルス(Lamborghini Urus)」に近い約2,400万円からにて販売されていますが、今回オーナーに納車された個体はオプション込々で約3,000万円といわれています。

そして上の画像が、水没状態からすくい上げられた後の新型「RS Q8」。
まだ新品状態で走行距離も非常に少ないのにもったいない…
足元にはオプションとなる23インチの大口径アルミホイールを装着していますね。

こんな悲しい姿の「RS Q8」を見るのは非常に心苦しいですね…
パワートレインは、「ウルス」と同じ排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力592hp/最大トルク800Nmを発揮するトルクフルな個体で、最高時速は305km/hにまで到達します。

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Reference:CARSCOOPS