これマジか…アメリカにてポルシェ初のピュアEV新型セダン「タイカン(Taycan)」が世界初の大炎上で廃車に。燃えてしまった原因は一体何だったのか?【動画有】

2020-05-27

~こんなにも早く「タイカン」が燃えてしまうとは…~

アメリカ・フロリダにて、ポルシェ初のピュアEVモデルとなる新型「タイカン(Porsche Taycan)」が大炎上し、オーナーのガレージも大損害となるほどの悲惨な事故が発生しました。
約1,140万円からと非常に高額な新型「タイカン」ですが、現時点では何が原因で燃えてしまったのかは判明していないものの、アメリカでは初(しかも世界初)の大炎上事故になっているとのこと。


~EVの普及台数はまだまだ少ないものの、燃えやすいというイメージが定着している?~

今回の炎上事故によるケガ人はいませんでしたが、炎の勢いはとんでもないものであったことが動画からでもはっきりと伝わってきますね。

今のところ、電気自動車が炎上するといった事例は、内燃機関モデルに比べて稀なほうではありますが(顧客に納車されている台数もまだまだ少ない)、過去に何度かテスラが炎上事故を引き起こした際には、大容量バッテリならではの問題として、リチウムイオンバッテリ内のセルが何かしらの原因にてショートする恐れがあり、コレによってバッテリから発火するといった問題があると言われています。

更には、こうしたバッテリの爆発・炎上が発生すると、どうしても大量の水(テスラの推奨値は約1万リットル)をバッテリに掛けない限りは消火できないというデメリットもあります。

今回「タイカン」が燃えた原因が、バッテリ始動も何もしていない状態にて生じた問題なのか、充電中に発生した問題なのか、それともバッテリ始動中に発生した問題なのかが明確になっていないため何とも言えないものの、「タイカン」はこれから続々と納車を控えている成功が約束された個体なだけに、いきなりこうした不安の残る事故が発生するのは非常に複雑なものがありますね。

ポルシェとしても、今回の原因は決して見逃すことなどできないと思いますし、何らかの対策を講じる可能性はありますが、既に納車されている「タイカン」についても、どのように対応していくのか非常に気になるところです。

【Porsche Taycan catches fire.】

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Reference:autoevolution