【世界限定63台のみ】あのマットピンクの名称は”ROSA BABY”!日本人オーナーに納車されたランボルギーニ「アヴェンタドールSVJ63」の細部も見ていこう。何とオーナーのあだ名も付いてるぞ!
~全てが特注扱いとなっている世界に一台だけの「アヴェンタドールSVJ63」~
先日、世界限定20台のみ販売されたあずきカラーの「チェンテナリオ・クーペ(Lamborghini Centenario Coupe)」や、日本限定10台のみ販売されたフェラーリ「J50」も所有する森健 氏に、世界限定63台のみ販売された世界でも唯一のカラーとなるマットピンクのランボルギーニ「アヴェンタドールSVJ63(Aventador SVJ63)」が納車されたことをお伝えしましたが、この個体のボディカラー名称や各部の徹底したこだわり抜いたデザインも明らかになっています。
~何かと気になっていたマットピンクの名称は”ROSA BABY”~
恐らく日本でもホワイト以外の”本物の”「アヴェンタドールSVJ63」は実在しないんじゃないか?と思いますが、今回森健 氏に納車されたマットピンクは、世界レベルで見ても全く確認が取れていない”ROSA BABY(ローザ・ベイビー)”と呼ばれるカラーで、マット系に加えてうっすらとゴールドのラメのようなものも含まれた非常に複雑な塗料のようです。
こちらがROSA BABYのカラーコード(0358)とサンプル。
ランボルギーニのアド・ペルソナムシステムによって生み出された特別カラーだと思われますが、関西アヴェンタ会のトップが所有するViola Virgoの「アヴェンタドールSVロードスター」同様、もしかするとオーナーが独自にて開発した塗料をランボルギーニへとアプローチした可能性もありそうですね。
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ぱっと見ではマット仕上げのピンクにしか見えませんが、以下にて公開されている画像を見ていくと、確かにうっすらとゴールドのラメのようなものが確認できます。
あとはランボルギーニの創立記念を意味する1963の”63”も、ゴールドペイント仕上げとなっていますね。
~ゴールドのアクセントも非常に複雑~
サイドドアよりも後方のダクトカバーは、「アヴェンタドールSVJ63」独特のドライカーボンブラックにゴールドのアクセントが追加され、更にイタリアントリコローレも含まれていますね。
カーボンファイバ製のリヤエンジンフードには、何とゴールドのラインアクセントも…一体これだけの塗装でどれだけの費用が発生するのやら…
ちなみにエンジンフード内に設けられた排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンが、若干左側に寄せられている理由としては、フロントトルクを伝うプロペラシャフトにリンクする関係でどうしてもこの配置になるとのこと。
「ヴェネーノ」からヒントを得たカーボンファイバ製となる固定式リヤウィングの作りも非常に複雑。
チラッと見せる”SVJ”のペイントもゴールドとレッドのアクセントが効いて非常にオシャレ。
サイドシルの”SVJ63”はイルミネーションスカッフプレートになっていて、夜になるとこの部分がピンク色に光るようになっているんですね。これもまた結構な拘りだと思います。
~何と限定プレートにはオーナーのあだ名付き~
そして最も驚いたのがコチラ。
本来であれば、63台中〇〇といった限定台数を表記するカーボンファイバ製プレートですが、何と”Dedicated to Kenchan(ケンちゃん専用)”と、オーナーの”あだ名”をピンクペイントにて仕上げるという特別っぷり。
これはランボルギーニとオーナーとの特別な信頼関係が無い限りできないことだと思われますが、やはり日本で一台しか納車されていない「チェンテナリオ・クーペ」(20台中19台目)のオーナーだからこそ実現できることなのでしょうね。
こちらはインテリア。
前回もご紹介しましたが、こちらの個体はフルバケットシートではなくコンフォートシートが設定され、シート調整も電動式となっています。
そしてシートブラックにピンクのアクセントが追加され、カラードステッチはゴールドにて縫合されていますね。
フロアマットはピンクのY字アクセントが散りばめられた特別デザイン。
そしてシートヘッドレストには、ピンクの本革にファイティングブルのエンブレム刺繍をゴールドにて仕上げるという特別っぷり。
これもそう簡単に仕上げられるものではないでしょうし、相当な時間とコストがかかったオンリーワンモデルだと思われます。