なぜだ!例の社会問題による感染者への救済活動のため、最後に製造されたポルシェ「911(991世代)スピードスター」がオークションに出品→予想の半値以下に

2020-05-27

~例の社会問題による影響もあってオークション市場も相当に落ち込んでいるようだ~

以前、例の社会問題の救済措置のため、ポルシェが最後に製造した「911(991世代)スピードスター」をチャリティーオークション(United Way Worldwideに寄付)に出品するとの報道がありましたが、遂にこのモデルが落札されていたことが明らかとなりました。

その気になる落札価格ですが、当初予想されていた約1.5億円という金額の半分にも到達しない約5,920万円という金額だったそうで、新車販売価格に比べたら約2倍というとんでもない功績なのですが、これまでのチャリティーオークションの流れからすると破格レベルではないかと思います。


~色んな意味でこれだけの特別なポルシェを約6,000万円ほどで落札できたオーナーは幸運だと思う~

なお、今回の落札についてポルシェカーズ・ノースアメリカCEOであるクラウス・ゼルマー氏によれば、「私たちがこのプロジェクトに参加し、これだけの資金を提供できることに誇りに思う。更にCOVID-19に対する危機感と意識向上につなげてほしい」とコメントしています。

ちなみに、今回COVID-19救済措置目的で出品された個体は、何とも美しいGTシルバーメタリックのボディカラーに身をまとったヘリテージデザインパッケージ装備の「911(991世代)スピードスター」で、パワートレインは排気量4.0L 水平対向6気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力509ps/最大トルク469Nmを発揮します。

直線性のパフォーマンスは、0-100km/hの加速時間が僅か3.8秒で、トランスミッションは6速MT、最高時速は309km/hにまで到達、そして走行距離は僅か32kmのみのほぼ新品の個体となります。
今回は約6,000万円という金額にて落札されていますが、本来であれば約1億円に到達してもおかしくない程の希少モデルだと思いますし、投機目的として所有するには十分な一台だと思います。

なお、このモデルを落札された方には、「911スピードスター」に加えて「911スピードスター・ヘリテージデザインクロノグラフ」もセットで贈られるとのことで、これもかなり貴重な一本になるのではないかと思います。

Reference:CARSCOOPS